イラストレーターや漫画家ら約100名の描き下ろし作品を集めた「絵師100人展 16 大阪展」が、2026年9月19日、大阪南港ATCで開幕しました。
16回目となる今回のテーマは「星」。12星座をモチーフにした作品から、憧れの人物や目標となる姿を「星」として捉えた作品まで、それぞれのクリエイターが異なる視点からテーマを表現しています。
大阪展では、フカヒレさん、藤ちょこさん、むにんしきさん、森倉円さんの作品を使用した前売り券も展開されました。
一度に多くのイラストレーターの新作を見比べられる「絵師100人展」。今回は展示の見どころとともに、大阪展でフィーチャーされた4名のイラストレーターを紹介します。
「絵師100人展 16 大阪展」が9月19日開幕
「絵師100人展」は、漫画・アニメ・ゲームなど日本のポップカルチャー分野で活動するイラストレーターや漫画家が、共通のテーマに沿って新作を描く展覧会です。
2011年に始まり、東京・秋葉原を中心に毎年開催。大阪では2022年以降、大阪南港ATCで巡回展が行われています。
2026年の「絵師100人展 16」では、「星」をテーマに約100名が作品を描き下ろしました。
作品によって「星」の捉え方はさまざまで、夜空や星座として描くものだけでなく、憧れや目標、象徴的な存在など、それぞれの作家による解釈を見ることができます。
大阪展ではフカヒレ・藤ちょこ・むにんしき・森倉円の作品をフィーチャー
大阪展の絵柄入り前売り券には、参加作家の中からフカヒレさん、藤ちょこさん、むにんしきさん、森倉円さんの4名の作品が使用されました。
- フカヒレ:「LUNER RABBITS SWEETS STATION☆」
- 藤ちょこ:「星の記憶と巡り合う」
- むにんしき:「届かなくても、届くといいな」
- 森倉円:「名前のない星」
同じ「星」というテーマでも、作品タイトルだけでも4人それぞれの捉え方が異なることが分かります。
フカヒレとは?戌神ころねのキャラクターデザインなどを担当
フカヒレさんは、キャラクターデザインやライトノベルの挿絵、ゲームイラストなどを手がけるイラストレーターです。
代表的な仕事のひとつが、ホロライブ所属VTuber「戌神ころね」のキャラクターデザインです。
このほか、書籍の挿絵、ゲームキャラクター、カードイラストなど幅広い分野で活動しており、表情豊かなキャラクターイラストを数多く発表しています。
今回の「絵師100人展 16」では、「LUNER RABBITS SWEETS STATION☆」を出展。大阪展の前売り券にも作品が使用されました。
藤ちょことは?幻想的な世界と鮮やかな色彩を描くイラストレーター
藤ちょこさんは、ライトノベル、ゲーム、トレーディングカード、キャラクターデザインなど幅広い分野で活動するイラストレーターです。
透明感のある鮮やかな色彩や、奥行きを感じさせる構図、幻想的な建築物や空間を描いた作品などで知られています。
これまでに「初音ミク マジカルミライ2020」のメインビジュアルや、にじさんじ所属「リゼ・ヘルエスタ」、「#コンパス 戦闘摂理解析システム」の「狐ヶ咲甘色」などのキャラクターデザインも担当しています。
「絵師100人展 16」では「星の記憶と巡り合う」を出展しています。
むにんしきとは?ライトノベルやグッズで活動するイラストレーター
むにんしきさんは、ライトノベルの挿絵やグッズイラスト、オリジナルキャラクターなどを手がけるイラストレーターです。
KADOKAWA「G’sこえけん」の『後輩の双子に好かれすぎて困っていますASMR』ではイラスト・監修を担当。
ファンタジア文庫『「一緒に寝たいんですよね、せんぱい?」と甘くささやかれて今夜も眠れない』や、GA文庫『孤高の暗殺者だけど、標的の姉妹と暮らしています』などのイラストも手がけています。
個人活動ではオリジナルキャラクターのイラストも多数発表しており、今回の展示では「届かなくても、届くといいな」を出展しています。
森倉円とは?キズナアイのキャラクターデザインを担当
森倉円さんは、イラストレーター・キャラクターデザイナーとして活動するクリエイターです。
代表的な仕事として、バーチャルタレント「キズナアイ」のキャラクターデザインを担当。
そのほか、マルイのオリジナルアニメCM『猫がくれたまぁるいしあわせ』のキャラクター原案・デザイン、「創彩少女庭園」、ポケモンカードのイラスト、「レーシングミク 2021Ver.」のデザイン・イラストなども手がけています。
柔らかな髪の質感や瞳、日常の中にある少女の仕草を優しい色づかいで描く作品でも知られています。
今回の「絵師100人展 16」では「名前のない星」を出展しています。
約100名の「星」を一度に見比べられる
「絵師100人展」の特徴は、同じテーマを数多くのクリエイターがそれぞれの解釈で描いていることです。
好きなイラストレーターの新作を見るだけでなく、同じテーマを比較しながら会場を回ることで、これまで知らなかった作家や好みの作風を見つけるきっかけにもなります。
普段SNSやゲーム、VTuber、ライトノベルなどで目にしているイラストの担当者を知ったり、作品から別のイラストレーターを探したりできるのも、こうした合同展示の楽しみ方のひとつです。
次世代のクリエイターによる「学生展示コーナー」も
大阪展では、近畿圏の専門学校などに通う学生による「学生展示コーナー」も設けられています。
次世代の絵師を目指すクリエイターの作品を展示する企画で、このコーナーについては写真撮影も可能です。
すでに第一線で活動する約100名の作家だけでなく、これから活動を広げていくクリエイターを知る機会にもなっています。
11作品を紹介する音声ガイドも用意
会場では、「絵師100人展」のキャラクター・百ちゃんと千ちゃんが作品を案内する音声ガイドも用意されています。
全展示作品の中から11作品を取り上げ、作家から聞いたエピソードなども交えながら紹介します。
- 料金:600円(税込)
- 収録作品:11作品
- 収録:全15トラック
- 時間:約30分
利用には自身のスマートフォンが必要です。
サイン会も開催 参加受付はすでに終了
会期中には参加イラストレーターによるサイン会も予定されています。
9月20日の森倉円さんをはじめ、イコモチさん、珈琲貴族さん、優子鈴さん、神岡ちろるさんらが日替わりで登場します。
ただし、サイン会は事前応募・抽選制で、参加受付はすでに終了しています。
「絵師100人展 16 大阪展」開催概要
- 会期:2026年9月19日(土)〜9月27日(日)
- 会場:ATC特設会場(ITM棟4階)
- 所在地:大阪市住之江区南港北2-1-10
- 土日祝:10:00〜17:00
- 平日:12:00〜19:00
- 入場:閉館30分前まで
- 当日券:一般1,500円(税込)
- 中学生:500円(税込・当日券のみ)
- 小学生以下:無料
- 主催:産経新聞社
- 協賛:Live2D
「絵師100人展 16 大阪展」は、2026年9月27日まで会期中無休で開催されます。
好きな絵から、新しい絵師を見つける機会に
今回展示されるのは、約100名が同じ「星」というテーマから生み出した新作です。
VTuberのキャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵、ゲーム、オリジナルイラストなど、普段は異なる分野で活動するクリエイターの作品を同じ場所で見られる点も「絵師100人展」の特徴です。
好きな作家を目当てに訪れるのはもちろん、作品を見ながらまだ知らないイラストレーターを探してみるのも楽しみ方のひとつです。
参考・出典
- 産経新聞社「絵師100人展 16 大阪展」プレスリリース
- 「絵師100人展 16 大阪展」公式サイト

