YouTubeメンバーシップ用スタンプ・バッジを絵師に依頼する方法|サイズ・料金を解説

編集部コンテンツ

YouTube Studioのメンバーシップ設定画面には、「絵文字」と「バッジ」を登録する項目があります。しかし、実際に絵師へ依頼しようとすると、何個作ればよいのか、バッジを何段階用意するのか、画像サイズをどのように伝えるのかなど、判断に迷うことがあります。

Twitch用のスタンプを持っているものの、そのままYouTubeでも使えるのか分からない方もいるでしょう。GIF形式で依頼すれば動くと思っていたものの、YouTube上での表示仕様が分からず、発注へ進めない場合もあります。

YouTubeのメンバーシップ特典には、主に「カスタム絵文字」と「メンバー用バッジ」という、役割の異なる2種類の画像があります。

検索では「メンバーシップスタンプ」「メンバースタンプ」「メンバーバッジ」と呼ばれることもありますが、YouTube公式では「カスタム絵文字」や「チャンネルバッジ」などと案内されています。本記事では、基本的に「カスタム絵文字」と「メンバー用バッジ」という名称を使用します。

依頼を始める前に押さえておきたいポイントは、次のとおりです。

  • 自分のチャンネルがメンバーシップを利用できる状態か確認する
  • カスタム絵文字とメンバー用バッジは、別の用途に合わせて設計する
  • カスタム絵文字の登録可能数は、メンバー数に応じて増える
  • 最初から大量に依頼する必要はない
  • 絵文字とバッジは、実際に小さく表示した状態で確認する
  • GIFをアップロードしても、カスタム絵文字は静止画として表示される
  • Twitch用スタンプをそのまま流用できるとは限らない
  • YouTube以外でも使う場合は、依頼時に用途を伝える

以下、2026年8月3日時点で確認したYouTube公式情報をもとに、依頼の準備からYouTube Studioへの登録までを解説します。

配信開始前から収益化後までに必要となるイラスト全体を整理したい方は、配信活動に必要なイラスト一覧|最初に用意するものと依頼の順番もご覧ください。

  1. YouTubeメンバーシップの絵文字・バッジ仕様早見表
  2. YouTubeメンバーシップ用の絵文字・バッジとは?
  3. チャンネルメンバーシップを利用できるか確認する
    1. 拡張YouTubeパートナープログラムの基準
  4. カスタム絵文字とメンバー用バッジの違い
  5. カスタム絵文字は何個作ればよい?
  6. 最初に作るカスタム絵文字の選び方
  7. YouTubeカスタム絵文字のサイズと形式
    1. 実際の表示サイズ
  8. メンバー用バッジのサイズと表示方法
  9. バッジの段階をどう設計する?
    1. バッジを変化させる方法
  10. 小さくても見やすいデザイン
    1. カスタム絵文字で意識すること
    2. メンバー用バッジで意識すること
    3. イラストレーターが考えるミニキャラの見せ方
  11. 絵文字ファミリー名と個別名を決める
    1. ファミリー名
    2. 個別名
  12. Twitchスタンプとの違い
  13. 絵師へ渡す資料
    1. キャラクター資料
    2. 絵文字ごとの指定表
    3. バッジごとの指定表
  14. 絵師の探し方・選び方
  15. 依頼時に伝えること
  16. 依頼文テンプレート
  17. 料金は何で決まる?
  18. 依頼からアップロードまでの流れ
  19. ラフ・納品データで確認すること
    1. ラフの確認ポイント
    2. 納品データの確認ポイント
  20. YouTube Studioへ登録する方法
  21. 他サービスでも使う場合
  22. 著作権と利用許諾
  23. YouTubeメンバーシップ用画像の依頼で避けたいこと
  24. よくある質問
    1. メンバーシップの絵文字は何個から登録できますか?
    2. 新しい絵文字枠が解放されたら通知されますか?
    3. GIFをアップロードすると動きますか?
    4. Twitchスタンプをそのまま使えますか?
    5. カスタム絵文字とバッジは同じ画像でよいですか?
    6. 絵文字を特定のメンバーシップレベルだけに限定できますか?
    7. バッジは何段階必要ですか?
    8. 48×48ピクセルで依頼すればよいですか?
    9. 絵文字の名前は誰が決めますか?
    10. YouTube用の画像をDiscordでも使えますか?
    11. メンバーシップ用イラストは商用利用になりますか?
    12. 著作権は依頼者へ移りますか?
  25. まとめ

YouTubeメンバーシップの絵文字・バッジ仕様早見表

項目 仕様
カスタム絵文字の最初の利用可能数 4個(メンバー数0人の段階)
カスタム絵文字の推奨画像サイズ 48×48px(推奨)~480×480pxの正方形
カスタム絵文字のファイル容量 1MB未満
メンバー用バッジの画像サイズ 32×32px以上
メンバー用バッジの表示サイズ コメント・投稿タブでは14×14px、ライブチャットでは16×16px

仕様や利用資格は変更される可能性があります。依頼・登録前に、YouTube公式ヘルプで最新情報を確認してください。

YouTubeメンバーシップ用の絵文字・バッジとは?

チャンネルメンバーシップは、視聴者が月額料金を支払ってチャンネルのメンバーとなり、メンバー限定の特典を受け取れる仕組みです。

特典には、次のようなものがあります。

  • カスタム絵文字
  • メンバー用バッジ
  • メンバー限定の投稿
  • メンバー限定の動画やライブ配信
  • メンバー限定のライブチャット
  • 動画の先行公開

カスタム絵文字とメンバー用バッジは、メンバーシップ特典の一部です。絵師へ画像を依頼して用意しただけでは、チャンネルメンバーシップを始められるわけではありません。

チャンネルが利用資格を満たし、YouTube Studioでメンバーシップ機能を有効にしたうえで、特典やメンバーシップレベルを設定する必要があります。

チャンネルメンバーシップを利用できるか確認する

絵師へ依頼する前に、自分のチャンネルがメンバーシップを利用できる状態か確認しましょう。

利用資格を満たしていない段階で依頼すると、完成した絵文字やバッジをすぐには登録できない可能性があります。

2026年8月3日時点のYouTube公式情報では、チャンネルメンバーシップを利用するために、主に次の条件を満たす必要があります。

  • YouTubeパートナープログラムに参加している
  • 18歳以上である
  • チャンネルメンバーシップの提供地域に居住している
  • 関連する課金型製品の契約条件へ同意している
  • チャンネルが子ども向けとして設定されていない
  • 子ども向け動画やメンバーシップ対象外動画が一定数を超えていない
  • YouTubeの規約や収益化ポリシーに準拠している

音楽に関する申し立てが行われている動画は、メンバーシップ対象外と判断される場合があります。また、SRAV契約を締結している一部の音楽チャンネルなど、メンバーシップを利用できないチャンネルもあります。

拡張YouTubeパートナープログラムの基準

対象地域で利用できる拡張YouTubeパートナープログラムでは、次のいずれかの基準を満たすことで、視聴者ファンディング機能へ申し込めます。

  • チャンネル登録者500人以上、直近90日間に有効な公開動画3本以上、過去12か月間の有効な公開動画の総再生時間3,000時間以上
  • チャンネル登録者500人以上、直近90日間に有効な公開動画3本以上、直近90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数300万回以上

基準を満たせば自動的にメンバーシップが開始されるわけではなく、YouTubeパートナープログラムの審査や、個別機能の利用資格確認があります。

正確な利用可否は、YouTube Studioの「収益化」または「Earn」の画面で確認してください。

カスタム絵文字とメンバー用バッジの違い

カスタム絵文字とメンバー用バッジは、どちらもメンバーシップの特典ですが、表示される場所や役割が異なります。

比較項目 カスタム絵文字 メンバー用バッジ
表示される場所 動画のコメント欄、ライブチャット コメント欄、投稿タブ、ライブチャットのメンバー名の横
使い方 メンバーがコメント内へ挿入する メンバーとして料金を支払った期間に応じて自動表示される
主な役割 表情や反応を伝える メンバーであることや参加期間を示す
必要な個数 メンバー数に応じて登録可能数が増える 参加期間に合わせて複数のバッジを設定できる
デザイン 表情、ポーズ、言葉などを分ける 期間ごとの違いを小さな表示でも識別できるようにする
主な表示サイズ 24×24ポイント程度 14×14~16×16ピクセル
依頼前の確認 現在利用できる絵文字枠 設定できる期間と必要な段階

技術的に同じモチーフを使うことはできますが、絵文字とバッジでは実際の表示サイズや用途が異なります。そのため、同じ画像をそのまま使い回すのではなく、それぞれの用途に合わせて調整するのが基本です。

カスタム絵文字は、メンバーシップの価格帯やレベルにかかわらず、すべてのメンバーが利用できます。特定の有料レベルのメンバーだけに、特定の絵文字を限定する設定はできません。

カスタム絵文字は何個作ればよい?

YouTubeでは、チャンネルメンバーの人数に応じて、登録できるカスタム絵文字の数が増えます。

2026年8月3日時点のYouTube公式情報では、メンバーが0人の状態でも4個のカスタム絵文字を登録できます。

メンバー数 登録可能な絵文字数
0人 4個
2人 5個
5人 6個
10人 7個
20人 9個
50人 12個
100人 14個
500人 25個
1,000人 30個
5,000人以上 54個

表は代表的な段階のみを抜粋したものです。途中にも細かな解放段階があるため、実際に依頼する前にYouTube Studioと最新の公式表を確認してください。

カスタム絵文字の個数を決める際は、次の点を意識しましょう。

  • 現在利用できる絵文字枠をYouTube Studioで確認する
  • 新しい枠が解放されても通知されない場合がある
  • 最初から利用可能数の上限まで依頼する必要はない
  • 現在の枠数と予算から依頼数を決める
  • すぐに登録しない将来用の絵文字を依頼するか検討する
  • コメントやライブチャットで使われる反応を優先する

最初に作るカスタム絵文字の選び方

すべてのチャンネルに共通する固定のおすすめセットはありません。

雑談、ゲーム実況、歌配信、動画投稿など、活動内容によって使われる反応が異なるためです。

候補には、次のようなものがあります。

  • あいさつ
  • 笑う
  • 盛り上がる・応援する
  • ありがとう
  • ハート・好き
  • 驚く
  • 泣く
  • 困る
  • おやすみ
  • 配信内の口癖
  • 視聴者と共有されている内輪ネタ
  • チャンネル独自のキャラクターやマスコット

最初に作る絵文字は、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. 現在利用できる絵文字枠を確認する
  2. コメントやライブチャットでよく使われる反応を整理する
  3. 初めて見る人でも意味が分かるものを優先する
  4. 活動を続けるなかで生まれた独自の言葉や反応を追加する
  5. 使用頻度が低い絵文字は差し替えを検討する

活動を始めたばかりで独自の言葉が定着していない場合は、あいさつ、笑い、応援、感謝など、使う場面が分かりやすいものから始める方法があります。

YouTubeカスタム絵文字のサイズと形式

2026年8月3日時点のYouTube公式情報では、カスタム絵文字の仕様は次のとおりです。

項目 仕様
ファイル形式 JPEG、PNG、GIF
GIFの表示 アニメーションせず、静止画として表示
ファイルサイズ 1MB未満
画像サイズ 48×48ピクセル推奨、最大480×480ピクセル
正方形

GIFファイルをアップロードしても、コメントやライブチャットの中で動く絵文字にはなりません。静止画として表示されます。

背景を透過させる場合は、PNG形式での納品が適しています。

実際の表示サイズ

YouTube公式では、カスタム絵文字の表示について次のように案内しています。

  • モバイル端末では24×24ポイント
  • 一般的なパソコンのモニターでは24×24ポイント
  • Retina・HiDPI環境では48×48ポイント以上になる場合がある

480×480ピクセルで制作しても、実際のコメントやライブチャットでは小さく表示されます。

制作時の画像が大きく見えるかどうかだけではなく、24×24ポイント相当へ縮小しても、表情や意味が分かるか確認してください。

用途に合った画像サイズや納品形式の決め方は、イラスト依頼のサイズ・解像度・納品形式|用途別の決め方を初心者向けに解説でも紹介しています。

メンバー用バッジのサイズと表示方法

メンバー用バッジは、カスタム絵文字よりも小さく表示されます。

項目 仕様
ファイル形式 JPEGまたはPNG
ファイルサイズ 1MB未満
画像サイズ 最小32×32ピクセル
正方形
コメント欄・投稿タブでの表示 14×14ピクセル
ライブチャットでの表示 16×16ピクセル

14×14ピクセルや16×16ピクセルでは、細かな文字や複雑な表情を判別しにくくなります。

「32×32ピクセルのキャンバスへ直接描いてください」と指定する必要はありません。絵師が大きな元画像で制作し、納品時に必要なサイズへ書き出す場合もあります。

依頼時には、YouTubeメンバー用バッジとして使うことと、実際には14~16ピクセルで表示されることを伝えてください。

バッジの段階をどう設計する?

メンバー用バッジは、メンバーとして料金を支払った期間に応じて自動的に切り替わります。

2026年8月3日時点のYouTube公式ヘルプでは、次の期間が列挙されています。

  • 新規メンバー
  • 1か月
  • 2か月
  • 6か月
  • 1年
  • 2年
  • 3年
  • 4年
  • 5年

実際に依頼する段階数は、YouTube Studioのメンバー用バッジ設定画面に表示される枠を確認して決めてください。

すべての期間へオリジナルのカスタムバッジを設定する必要はありません。YouTube標準バッジと、独自に制作したカスタムバッジを組み合わせることもできます。

すべての枠へ異なるカスタムバッジを設定しなかった場合、空いている期間には、アップロード済みのカスタムバッジのうち最も長い期間向けのもの、またはその期間のYouTube標準バッジが使われます。

バッジを変化させる方法

期間ごとのバッジは、次のような方法で変化させられます。

  • 色を段階的に変える
  • モチーフを成長させる
  • 装飾を少しずつ増やす
  • キャラクターやマスコットを成長させる
  • モチーフの形を変化させる
  • 上位の段階へ王冠や星などを追加する

ただし、色のわずかな違いだけでは、14~16ピクセルに縮小した際に区別できないことがあります。

色だけではなく、形やシルエットにも違いを付けると、段階を識別しやすくなります。

将来の追加段階も考慮し、最初から完成形の装飾を使い切らないこともポイントです。

小さくても見やすいデザイン

カスタム絵文字とメンバー用バッジでは、求められるデザインが異なります。

カスタム絵文字で意識すること

  • 顔や表情を大きく見せる
  • 輪郭やシルエットを単純にする
  • 目や口の形を分かりやすくする
  • 表情同士の違いを大きくする
  • 小物を増やしすぎない
  • 文字数を抑える
  • 細すぎる線を避ける
  • 明るい背景と暗い背景で確認する
  • 24×24ポイント相当へ縮小して確認する
  • セット全体で線や色をそろえる

メンバー用バッジで意識すること

  • 一つのモチーフへ絞る
  • 単純なシルエットにする
  • 細かな顔や文字を入れすぎない
  • 色だけでなく形でも段階を区別する
  • 14×14、16×16ピクセル相当で確認する
  • 明るい背景と暗い背景の両方で確認する
  • 隣り合う段階の違いを明確にする

イラストレーターが考えるミニキャラの見せ方

絵師ナビのりこさんへのインタビューでは、ミニキャラは限られた範囲で表現するため、「簡略化と誇張表現のバランス」を意識していると話しています。

また、Vライバーや配信者向けのイラストでは、表情や仕草が本人の雰囲気から外れていないかを大切にしているとのことです。

カスタム絵文字を依頼するときも、髪型や衣装の資料だけでなく、配信中によく見せる表情、本人らしい仕草、視聴者から持たれている印象などを共有すると、方向性を合わせやすくなります。

ミニキャラ制作で意識していることや、配信者らしさの捉え方については、描いたファンアートが「歌ってみた」動画に|ミニキャライラストを手がけるりこさんインタビューで詳しく紹介しています。

なお、インタビューで紹介している制作姿勢は、りこさんがYouTubeメンバーシップ用の絵文字やバッジを必ず受け付けていることを示すものではありません。依頼できる内容や受付状況は、本人の最新の案内をご確認ください。

SDキャラの依頼方法や絵師選びは、SDキャラ・ミニキャラを依頼する方法|料金相場と絵師の選び方でも解説しています。

絵文字ファミリー名と個別名を決める

YouTubeのカスタム絵文字には、「ファミリー名」と「個別名」を設定します。

ファミリー名

最初のカスタム絵文字をアップロードするときに、すべての絵文字へ共通する接頭辞として、ファミリー名を設定します。

  • 3~10文字
  • YouTube全体で一意である必要はない
  • チャンネル名や活動名を連想できる名称が分かりやすい

YouTube公式ヘルプでは、ファミリー名に使用できる文字種までは明記されていません。実際に設定するときは、YouTube Studioの入力欄に表示される条件を確認してください。

個別名

各絵文字には、ライブチャットで呼び出すための個別名を付けます。

  • 3~10文字の半角英数字
  • 同じ絵文字ファミリー内で重複させない
  • 絵文字の意味と合う名前にする
  • 名前を変更する場合は、削除して再アップロードする

たとえば、ファミリー名を「ESHI」、個別名を「HELLO」「LAUGH」「LOVE」のように設定します。

メンバーはファミリー名を入力して絵文字を検索できます。また、ライブチャットで「:_」と入力して、そのチャンネルの絵文字を候補表示させる方法もあります。

ファミリー名と個別名は、配信者がYouTube Studioで管理する項目です。通常、絵師が決めるものではありません。

ただし、依頼段階で絵文字の意味や仮の名前を一覧にしておくと、画像と個別名を対応させやすくなります。

Twitchスタンプとの違い

YouTubeのカスタム絵文字とTwitchのカスタムスタンプでは、画像仕様や利用条件が異なります。

比較項目 YouTube Twitch
主な名称 カスタム絵文字 カスタムスタンプ・エモート
静止画の主な形式 JPEG、PNG、GIF PNG
アニメーション GIFも静止画として表示 利用可能なアニメーションスタンプ枠ではGIFで動かせる
画像サイズ 48×48~480×480ピクセル 手動アップロードでは28・56・112ピクセル
登録可能数 メンバー数に応じて増える アカウント資格やスロットの状態によって異なる
名前 ファミリー名と個別名 チャンネルプレフィックスとスタンプコード
バッジ メンバー用バッジ サブスクライバーバッジ
主な利用場所 YouTubeのコメント欄・ライブチャット Twitchのチャット。スタンプの種類や資格により他チャンネルでも利用可能

YouTubeへGIFをアップロードしても、動く絵文字にはなりません。Twitch用のアニメーションスタンプを、そのままYouTubeの動く絵文字として使うことはできません。

同じキャラクターや元絵を使える場合でも、各サービスの仕様に合わせた書き出しや調整が必要になることがあります。

YouTubeとTwitchの両方で使う場合は、両サービスで使用することを依頼時に伝え、利用許諾の範囲を確認してください。

絵師へ渡す資料

絵師へ依頼する際は、キャラクター資料と、絵文字・バッジの指定を分けて整理しましょう。

キャラクター資料

  • 顔や全身が分かる画像
  • 髪型と髪色
  • 目の色
  • 肌の色
  • 衣装
  • 耳、角、帽子、眼鏡などの特徴
  • チャンネルカラー
  • 必ず残してほしい特徴
  • 絵文字では省略してよい装飾
  • 絵文字とバッジで共通して残したい特徴
  • 普段よく見せる表情や仕草

参考画像や設定資料のまとめ方は、イラスト依頼の資料の作り方|絵師に伝わる参考画像と設定のまとめ方で詳しく解説しています。

キャラクターの外見がまだ決まっていない場合は、先にキャラクターデザインを依頼する必要があります。詳しくは、オリキャラを絵にしたい人へ|絵が描けなくても形にする方法をご覧ください。

絵文字ごとの指定表

仮の名前 意味 表情・ポーズ 文字 小物 優先度
HELLO あいさつ 笑顔で片手を振る なし なし
LAUGH 笑う 目を閉じて大笑いする なし なし
HYPE 盛り上がる 目を輝かせて両手を上げる なし ペンライト
THANKS 感謝 ハートを持って笑う ありがとう ハート

バッジごとの指定表

対応期間 モチーフ 形・装飾の変化
新規 小さな芽 葉が1枚
1か月 成長した芽 明るい緑 葉が2枚
6か月 つぼみ 黄色 丸いつぼみを追加
1年 開花した花 花びらを大きくする

上の表は一例です。実際には、YouTube Studioに表示される期間、チャンネルの世界観、予算に合わせて調整してください。

絵師の探し方・選び方

YouTubeメンバーシップ用の絵文字やバッジを依頼できる絵師は、次の方法で探せます。

  • SNSで「YouTube 絵文字 依頼」「メンバーシップ バッジ 依頼」などと検索する
  • コミッションサイトで関連する出品を探す
  • ほかのYouTube配信者のクレジットを確認する
  • 絵師のポートフォリオでスタンプやバッジの制作実績を見る
  • 絵師ナビのインタビューやプロフィールを見る

絵師を探す場所や検索方法は、絵師の探し方を初心者向けに解説|依頼したいイラストレーターの見つけ方でも紹介しています。

依頼先を選ぶ際は、次の項目を確認してください。

  • 小サイズの絵文字・スタンプ制作実績
  • SDキャラ・ミニキャラの制作実績
  • 表情の描き分け
  • 複数点のセット制作
  • バッジの段階設計への対応
  • 14~24ポイント相当での見やすさ
  • 文字入り絵文字への対応
  • YouTube用サイズへの書き出し
  • TwitchやDiscord用サイズへの対応
  • 修正回数
  • 利用範囲
  • 希望納期
  • 実績公開の条件
  • クレジット表記の条件

SDキャラが得意であっても、必ずYouTubeのカスタム絵文字に適したデザインを作れるとは限りません。作品を実際の表示サイズへ縮小しても、表情や意味が分かるか確認してください。

複数の候補を比較する場合は、絵師の選び方|依頼で失敗しない比較ポイントを初心者向けに解説も参考にしてください。

依頼時に伝えること

絵師へ相談する際は、「YouTubeで使うスタンプを作りたい」とだけ伝えるのではなく、用途、個数、画像仕様、利用範囲まで具体的に伝えます。

  • YouTubeチャンネルメンバーシップで使用すること
  • カスタム絵文字かメンバー用バッジか
  • 依頼する個数
  • 現在使える絵文字枠
  • 依頼したいバッジの段階
  • キャラクター資料
  • 絵文字ごとの意味
  • 表情とポーズ
  • 文字や小物の有無
  • バッジの期間ごとの変化
  • 希望する画像サイズ
  • ファイル形式
  • 背景透過の有無
  • YouTube以外で使用するか
  • Twitch、Discord、SNSへの転用予定
  • グッズ化の予定
  • 希望納期
  • 予算
  • 修正回数
  • 実績公開の可否
  • クレジット表記
  • 元データの必要性
  • サイズ変更や加工の可否
  • 第三者への共有予定
  • キャンセル条件

イラスト依頼で伝える基本項目は、イラスト依頼で伝えること12項目|チェックリストと例文付きでも確認できます。

依頼文テンプレート

はじめまして。YouTubeで「〇〇」というチャンネルを運営している〇〇と申します。

チャンネルメンバーシップで使用するカスタム絵文字とメンバー用バッジについて、ご相談したくご連絡しました。

現在、次の内容を検討しています。

【カスタム絵文字】
・4点
・あいさつ
・笑う
・応援する
・感謝を伝える

【メンバー用バッジ】
・〇段階
・〇〇というモチーフを、期間に応じて成長させる形を希望しています

キャラクター資料と、各絵文字の表情・ポーズをまとめた一覧をお送りします。

納品データは、YouTubeの公式仕様に合わせた正方形のPNG形式、背景透過を希望しています。カスタム絵文字は48×48~480×480ピクセル、バッジは32×32ピクセル以上で、いずれも1MB未満となる形を想定しています。

また、将来的に同じキャラクターをTwitchやDiscordでも使用する可能性があります。別サービスでの使用可否や、別サイズへの書き出しに追加料金が必要な場合は、あわせてご案内いただけますと幸いです。

希望納期は〇月〇日頃、予算は合計〇〇円前後を想定しています。

現在、こちらの内容でご依頼を受け付けていらっしゃいますでしょうか。ご対応可能でしたら、お見積もり、修正回数、利用範囲についてご案内いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

絵師が専用フォームや依頼テンプレートを用意している場合は、そちらの指定を優先してください。

最初の連絡方法は、絵師に依頼するDMの送り方|コピペできる例文・必要項目でも解説しています。

料金は何で決まる?

YouTubeメンバーシップ用の画像は小さく表示されますが、画像サイズが小さいからといって、必ず安く依頼できるわけではありません。

小さな状態でも表情や段階の違いが伝わるように、線、色、シルエットを調整する必要があるためです。

料金は、主に次の要素で変わります。

  • カスタム絵文字の個数
  • バッジの段階数
  • キャラクターデザインの有無
  • 表情やポーズの複雑さ
  • 小物や文字の有無
  • セット全体の統一デザイン
  • バッジの成長・変化設計
  • サイズごとの書き出し
  • TwitchやDiscord向けの別データ
  • PSDなどの元データ
  • 修正回数
  • 短納期対応
  • 実績非公開
  • 他サービスでの使用
  • グッズ化
  • 著作権譲渡

料金表だけでは、他サービスへの転用やサイズ別の納品が含まれるか分からない場合があります。依頼内容をまとめたうえで、見積もりを確認してください。

イラスト依頼全般の料金については、イラスト依頼の相場はいくら?用途別の料金目安と費用が変わる理由で解説しています。

依頼からアップロードまでの流れ

  1. YouTube Studioでメンバーシップの利用可否を確認する
  2. 現在利用できる絵文字枠を確認する
  3. 絵文字とバッジの必要数を決める
  4. YouTube公式の画像仕様を確認する
  5. キャラクター資料と指定表を作る
  6. 制作実績がある絵師を探す
  7. 見積もりを依頼する
  8. 料金、納期、修正、利用範囲を確認する
  9. 条件へ合意し、指定された方法で支払う
  10. ラフを確認する
  11. 小さな表示サイズで確認する
  12. 完成データを受け取る
  13. サイズ、形式、容量などを確認する
  14. YouTube Studioへアップロードする
  15. 絵文字のファミリー名と個別名を設定する
  16. コメント欄やライブチャットで表示を確認する

ラフ・納品データで確認すること

ラフの確認ポイント

  • 絵文字の意味が一目で分かるか
  • 絵文字ごとの表情の違いが分かるか
  • バッジの段階差が分かるか
  • 顔、文字、小物を詰め込みすぎていないか
  • 24×24ポイント相当でも意味が分かるか
  • バッジを14×14、16×16ピクセル相当で区別できるか
  • 明るい背景と暗い背景で見えるか
  • セット全体の線や色に統一感があるか

ラフ確認や修正の伝え方は、イラスト依頼のラフ確認で見るポイントは?修正の伝え方も解説も参考にしてください。

納品データの確認ポイント

  • 依頼した個数がそろっているか
  • 正方形になっているか
  • 指定した画像サイズになっているか
  • ファイル形式が合っているか
  • 各ファイルが1MB未満か
  • 必要な画像の背景が透過されているか
  • ファイル名と絵文字の意味が対応しているか
  • バッジのファイルと対象期間が対応しているか
  • TwitchやDiscord用の別データがそろっているか
  • 元データが契約どおり含まれているか
  • サイズ変更や加工の可否を確認できているか
  • クレジット表記を確認できているか
  • 実績公開の時期を確認できているか

YouTube Studioへ登録する方法

管理画面の名称は変更される可能性がありますが、2026年8月3日時点の大まかな流れは次のとおりです。

  1. YouTube Studioへログインする
  2. 左側のメニューから「収益化」または「Earn」を開く
  3. 「メンバーシップ」タブを選ぶ
  4. 「バッジと絵文字」の編集画面を開く
  5. カスタム絵文字をアップロードする
  6. 初回登録時にファミリー名を設定する
  7. 各絵文字の個別名を設定する
  8. メンバー用バッジを対象期間へ割り当てる
  9. 設定を保存する
  10. コメント欄やライブチャットで表示を確認する

バッジだけを設定する場合は、YouTube Studioの「収益化」から「メンバーシップ」「メンバー用バッジ」の順に進みます。

実際の画面では、表示名や設定手順が変更されている場合があります。操作時点のYouTube Studioに表示される案内を優先してください。

他サービスでも使う場合

YouTube用として依頼したカスタム絵文字やバッジを、次の用途へ使いたい場合があります。

  • Twitch
  • Discord
  • SNS投稿
  • 配信サムネイル
  • Webサイト
  • ステッカーやアクリルグッズ

YouTubeでの使用許可を得ただけでは、ほかのサービスでも自由に使えるとは限りません。

サービスごとに、画像サイズ、ファイル形式、容量、アニメーションの扱いが異なります。

  • Twitchで動くスタンプにする場合は、別途アニメーション制作が必要になる
  • Discord用に別サイズへの書き出しが必要になる場合がある
  • SNSやサムネイルでは、拡大表示できる大きな画像が必要になる場合がある
  • グッズ化では、印刷に適した大きなデータが必要になる

追加用途は依頼段階で伝え、自分でサイズ変更や加工を行ってよいかも確認してください。

著作権と利用許諾

イラストの制作費を支払っただけで、著作権が依頼者へ自動的に移るわけではありません。

著作権を絵師に残したまま、YouTubeメンバーシップで使用するための利用許諾を得る方法もあります。

依頼時には、次の用途や加工について確認してください。

  • YouTubeメンバーシップという収益に関わる機能で使用する
  • 動画のコメント欄で使用する
  • ライブチャットで使用する
  • TwitchやDiscordへ転用する
  • SNSやWebサイトへ掲載する
  • サイズを変更する
  • トリミングする
  • 文字や色を変更する
  • アニメーション化する
  • 別の制作者へデータを共有する
  • グッズへ使用する

「商用利用」という言葉の扱いや追加料金は、依頼先によって異なります。「商用利用です」とだけ伝えるのではなく、有料メンバーシップの絵文字やバッジとして使うことを具体的に伝えてください。

著作権譲渡と利用許諾は異なります。また、著作者人格権は著作権とは別の権利で、譲渡できません。

文化庁の著作権契約書作成支援システムでも、利用目的、著作権の帰属、改変・編集の可否などを分けて確認する形式が用意されています。

イラスト依頼における著作権、商用利用、二次利用は、イラスト依頼の著作権は誰のもの?商用利用・二次利用・著作権譲渡を解説で詳しく解説しています。

YouTubeメンバーシップ用画像の依頼で避けたいこと

  • メンバーシップを利用できるか確認せずに依頼する
  • 現在利用できる絵文字枠を確認しない
  • 絵文字とバッジを同じ仕様で制作しようとする
  • GIFなら動く絵文字になると思い込む
  • Twitch用の画像をそのまま使えると思い込む
  • 長い文字や細かな装飾を詰め込む
  • バッジの段階差を色のわずかな違いだけにする
  • 14~24ポイント相当へ縮小して確認しない
  • ファミリー名と個別名を考えずに制作する
  • YouTube以外への転用予定を伝えない
  • 許可なくアニメーション化する
  • 小さな画像をそのままグッズ印刷へ使用する
  • 他作品のキャラクターを許可なく使用する
  • 制作費に著作権譲渡が含まれると思い込む

よくある質問

メンバーシップの絵文字は何個から登録できますか?

2026年8月3日時点のYouTube公式情報では、メンバーが0人の状態でも4個のカスタム絵文字を登録できます。

新しい絵文字枠が解放されたら通知されますか?

YouTube公式では、新しい枠が解放されても通知されないと案内されています。YouTube Studioのメンバーシップ設定を定期的に確認してください。

GIFをアップロードすると動きますか?

動きません。GIF形式でアップロードしても、YouTubeのカスタム絵文字は静止画として表示されます。

Twitchスタンプをそのまま使えますか?

画像サイズやアニメーションの仕様が異なるため、そのまま使えるとは限りません。利用許諾とYouTube向けの書き出しについて、絵師へ確認してください。

カスタム絵文字とバッジは同じ画像でよいですか?

同じモチーフを使うことはできますが、表示サイズと役割が異なります。それぞれの用途に合わせて構図や線を調整するのが基本です。

絵文字を特定のメンバーシップレベルだけに限定できますか?

できません。アップロードしたカスタム絵文字は、メンバーシップレベルにかかわらず、すべてのメンバーが利用できます。

バッジは何段階必要ですか?

すべての期間をカスタムバッジにする必要はありません。YouTubeの標準バッジと組み合わせられます。

依頼する段階数は、YouTube Studioに表示される設定枠と予算を確認して決めてください。

48×48ピクセルで依頼すればよいですか?

48×48ピクセルは推奨サイズですが、最大480×480ピクセルまでアップロードできます。

絵師によっては大きな画像で制作し、納品時に必要なサイズへ書き出します。最終的な納品サイズと、小さく表示した際の見え方を相談してください。

絵文字の名前は誰が決めますか?

ファミリー名と個別名は、配信者がYouTube Studioで設定します。依頼時に絵文字の意味や仮の名前を整理しておくと、設定しやすくなります。

YouTube用の画像をDiscordでも使えますか?

Discordで使用する許諾を得ており、Discordの画像仕様を満たしていれば使用できます。YouTubeでの利用許可だけで、ほかのサービスでも自由に使えるとは限りません。

メンバーシップ用イラストは商用利用になりますか?

有料メンバーシップという収益に関わる機能で使用するため、その具体的な用途を絵師へ伝える必要があります。

商用利用として扱うか、追加料金が必要かは依頼先によって異なるため、料金区分と利用条件を確認してください。

著作権は依頼者へ移りますか?

制作費を支払っただけでは、著作権は依頼者へ自動的に移りません。著作権を絵師に残したまま、YouTubeやDiscordなど必要な範囲の利用許諾を得ることもできます。

SKIMAを初めて利用する方へ

SKIMAでは、YouTubeメンバーシップで使用するスタンプを制作しているクリエイターを探せます。

絵師ナビの招待リンクから新規会員登録すると、3,000円以上の決済で使える1,000円分のクーポンを受け取れます。クーポンの有効期限は取得日から30日間です。

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※招待リンクを開いた端末・ブラウザと同じ環境で会員登録を完了してください。招待特典の内容や条件は変更される場合があるため、登録時にSKIMA公式サイトで最新情報をご確認ください。

※この招待リンクを経由して所定の条件を満たした場合、絵師ナビにもSKIMA内の紹介特典が付与されます。絵師ナビはSKIMAの公式運営・関係者ではありません。

まとめ

YouTubeメンバーシップ用のカスタム絵文字とメンバー用バッジは、表示される場所と役割が異なる素材です。

依頼前には、自分のチャンネルがメンバーシップを利用できる状態か確認し、現在登録できる絵文字数と、バッジを設定する期間を把握してください。

カスタム絵文字は24×24ポイント、メンバー用バッジは14×14~16×16ピクセルで表示されます。大きな制作画面だけで判断せず、実際の表示サイズへ縮小して確認することが重要です。

また、YouTubeへGIFをアップロードしても、カスタム絵文字はアニメーションしません。TwitchやDiscordでも使う予定がある場合は、それぞれのサービス名と用途を依頼段階で伝えてください。

絵師へ相談するときは、依頼する個数、各絵文字の意味、バッジの変化、画像仕様、利用範囲、納期、予算を整理して伝えましょう。