イラスト依頼で伝えること12項目|チェックリストと例文付き

編集部コンテンツ

初めて絵師にイラストを依頼するとき、「何を伝えればいいのかわからない」「情報が足りなくて何度も聞き返されるのでは」と不安になる方は少なくありません。

結論から言うと、絵師へ伝えたいのは主に「使用目的」「描いてほしい内容」「希望納期」「予算」「利用条件」の5つです。ただし、依頼する時点ですべてを完璧に決めておく必要はありません。構図や納品形式など迷っている項目があれば、「ここは未定なので相談したいです」と伝えましょう。

この記事では、依頼前に整理しておきたい項目と、決まっていない部分の伝え方をわかりやすく解説します。依頼先探しから納品までの全体の流れを知りたい方は、「イラスト依頼の方法」もあわせてご覧ください。

  1. イラスト依頼で最低限伝えたい5つのこと
  2. イラスト依頼で伝えること一覧
  3. 1.依頼したいイラストの種類
  4. 2.イラストの使用目的
  5. 3.描いてほしい内容
    1. 悪い例
    2. 改善例
  6. 4.キャラクターや服装の資料
  7. 5.構図やポーズ
  8. 6.背景の有無
  9. 7.画像サイズ・解像度・納品形式
  10. 8.希望納期と使用予定日
  11. 9.予算
    1. 予算の伝え方
  12. 10.商用利用を含む利用範囲
  13. 11.実績公開の可否
  14. 12.連絡方法と確認の進め方
  15. 決まっていない項目は「未定」「相談希望」と伝えよう
  16. イラスト依頼で伝える内容の記入テンプレート
  17. 用途別に追加で伝えたいこと
    1. SNSアイコン
    2. YouTube・歌ってみた動画
    3. 立ち絵
    4. TRPG立ち絵を依頼する場合
    5. VTuber・配信用イラストを依頼する場合
    6. 印刷物・グッズ
  18. イラスト依頼で内容を伝えるときの注意点
    1. 情報を読みやすく整理する
    2. 必須条件と相談可能な条件を分ける
    3. 他の絵師の作品をそのまま再現するよう求めない
    4. 制作開始後に大きく内容を変更しない
  19. 依頼前チェックリスト
  20. チェックリストの記入例
  21. イラスト依頼で伝えることに関するよくある質問
    1. 予算は最初から伝えたほうがよいですか?
    2. イメージが決まっていなくても依頼できますか?
    3. 参考画像は何枚送ればよいですか?
    4. 依頼内容は最初に全部送るべきですか?
    5. わからない項目は空欄でもよいですか?
  22. まとめ|決まっていることと相談したいことを分けて伝えよう
  23. 絵師へ依頼する内容を整理したい方へ

イラスト依頼で最低限伝えたい5つのこと

依頼内容を最初から完璧にまとめる必要はありません。まずは、次の5つが伝わるだけでも相談を始めやすくなります。

  • 何に使うイラストなのか
  • どのような絵を描いてほしいのか
  • いつまでに必要なのか
  • 予算をどう考えているのか
  • 商用利用など、どの範囲で使用するのか

この5つに加えて、キャラクター設定、参考資料、画像サイズ、実績公開の可否などを整理すると、見積もりや制作のやり取りがよりスムーズになります。

詳しい内容が未定でも問題ありません。「相談したい」「提案してほしい」と書いておけば、絵師側も進め方を判断しやすくなります。

イラスト依頼で伝えること一覧

まずは、イラスト依頼で伝えておきたい項目を確認しましょう。

  1. 依頼したいイラストの種類
  2. 使用目的
  3. 描いてほしい内容
  4. キャラクターや衣装の資料
  5. 構図やポーズ
  6. 背景の有無
  7. 画像サイズ・解像度・納品形式
  8. 希望納期と使用予定日
  9. 予算
  10. 商用利用を含む利用範囲
  11. 実績公開の可否
  12. 連絡方法と確認方法

すべてが決まっていなくても、依頼の相談はできます。

ただし、未定の項目を空欄にするのではなく、「未定」「相談希望」と書いておくことが大切です。絵師側が、どこまで決まっていて、どこから提案が必要なのか判断しやすくなります。

1.依頼したいイラストの種類

最初に、どのようなイラストを依頼したいのかを伝えましょう。

主な種類には、次のようなものがあります。

  • SNSアイコン
  • YouTubeサムネイル
  • 一枚絵
  • 立ち絵
  • SDキャラ
  • 歌ってみた動画用イラスト
  • キャラクターデザイン
  • 小説や同人誌の表紙
  • グッズ用イラスト

「イラストを1枚お願いしたいです」だけでは、絵師側が作業内容を判断しにくい場合があります。

同じ人物イラストでも、顔だけを描くSNSアイコンと、全身を描く立ち絵では、必要な作業量や納品内容が異なります。

まずは、依頼したいイラストの種類を簡潔に伝えましょう。

2.イラストの使用目的

使用目的は、料金や利用条件を確認するうえで重要な情報です。

たとえば、次のように具体的に伝えます。

  • 個人のSNSアイコンとして使用する
  • 収益化しているYouTube動画で使用する
  • 配信活動の立ち絵として使用する
  • 同人誌の表紙として印刷する
  • 販売用グッズに使用する
  • 個人観賞用として依頼する
  • 広告や事業で使用する

「SNSで使いたいです」とだけ伝えると、個人利用なのか商用利用なのか判断しにくい場合があります。

利用する媒体や、収益化・販売の有無まで伝えると、絵師側も見積もりや利用条件を判断しやすくなります。

3.描いてほしい内容

人物イラストを依頼する場合は、次のような情報を整理しておくと伝えやすくなります。

  • 人数
  • 年齢のイメージ
  • 髪型や髪色
  • 目の色
  • 服装
  • 表情
  • 性格や雰囲気
  • 小物
  • 必ず入れてほしい特徴

すべてを文章だけで細かく説明すると、かえって読みづらくなることもあります。

文章では全体の雰囲気を伝え、外見や衣装については画像資料と組み合わせると、認識のずれを減らしやすくなります。

悪い例

かわいい女の子をお願いします。

この内容だけでは、年齢、髪型、服装、雰囲気、描写範囲などがわかりません。

絵師側が見積もりや制作内容を判断するために、追加の確認が必要になります。

改善例

20代前半くらいのイメージで、黒髪ロング、制服姿の女性をお願いします。
落ち着いた雰囲気で、胸から上まで描いていただきたいです。

年齢感、髪型、服装、雰囲気、描写範囲まで伝えると、完成イメージを共有しやすくなります。

4.キャラクターや服装の資料

キャラクターの外見や衣装が決まっている場合は、参考資料を用意しましょう。

資料として使えるものには、次のようなものがあります。

  • キャラクター設定画
  • 正面・横・後ろから見た画像
  • 過去に描いてもらったイラスト
  • 髪型や服装の参考画像
  • 小物や装飾の資料
  • 色の指定がわかる画像

資料を送るときは、画像ごとにどの部分を参考にしてほしいかを書き添えましょう。

たとえば、次のように整理します。

  • 1枚目:髪型の参考
  • 2枚目:衣装の色の参考
  • 3枚目:全体の雰囲気の参考

参考箇所が明確であれば、絵師側もどの要素を採用すべきか判断しやすくなります。

なお、他の絵師の作品をそのまま再現するよう求めるのは避けましょう。

参考画像を送る際は、画像ごとにどの部分を参考にしてほしいのかを整理しておくことが大切です。参考画像の整理方法や、必須条件・希望条件・お任せする部分の分け方は、「イラスト依頼の資料の作り方」で詳しく解説しています。

5.構図やポーズ

希望する構図やポーズがある場合は、できるだけ具体的に伝えましょう。

主な確認項目は次のとおりです。

  • 顔、胸上、腰上、全身
  • 正面、横、斜め
  • 立ち、座り
  • 視線の向き
  • 手や足のポーズ
  • 縦長、横長、正方形
  • 人物の配置
  • 文字を入れるための余白

構図が決まっていない場合は、使用目的を伝えたうえで相談する方法もあります。

たとえば、YouTubeのサムネイルなら、「右側にタイトル文字を入れたいので、人物は左側へ配置したい」と伝えると、用途に合った構図を考えてもらいやすくなります。

「すべてお任せします」と伝える場合でも、避けたい構図や必ず入れてほしい条件があれば、先に共有しておきましょう。

6.背景の有無

背景についても、依頼前に希望を整理しておきましょう。

主な種類は次のとおりです。

  • 背景なし
  • 背景透過
  • 単色背景
  • 簡単な模様
  • 簡易背景
  • 描き込みのある背景

「簡単な背景」「おしゃれな背景」といった表現だけでは、人によって受け取り方が異なります。

希望する色や要素がある場合は、次のように具体的に伝えましょう。

淡い水色のグラデーションを希望しています。

夜の街をぼかしたような背景を希望しています。

背景の描き込み量によって、料金や納期が変わる場合もあります。

7.画像サイズ・解像度・納品形式

イラストをどこで使用するかによって、必要なサイズや形式は異なります。

依頼時には、わかる範囲で次の情報を伝えましょう。

  • 縦と横のピクセル数
  • 縦長、横長、正方形
  • 解像度
  • PNG
  • JPEG
  • PSD
  • 背景透過の有無
  • 印刷予定のサイズ

専門用語がわからない場合は、無理に指定する必要はありません。

使用目的や利用するサービス、印刷予定の有無を伝えて、対応可能な形式を相談しましょう。

たとえば、次のように伝えられます。

YouTubeのサムネイルに使用する予定ですが、適切な画像サイズがわからないため相談したいです。

印刷会社や動画編集サービスなどで、サイズや形式が指定されている場合は、依頼前に確認してください。画像サイズ、解像度、PNG・JPEG・PSDの違いについては、「イラスト依頼のサイズ・解像度・納品形式」も参考にしてください。

8.希望納期と使用予定日

納期は、できるだけ具体的な日付で伝えましょう。

「なるべく早く」「来月まで」といった表現では、絵師側が対応可能か判断しにくくなります。

次のように、希望納品日と使用予定日を分けて伝えるとわかりやすくなります。

8月20日の動画公開に使用するため、8月13日頃までの納品を希望しています。

使用予定日より前に納品日を設定することで、確認や修正の期間を確保できます。

ただし、希望納期を伝えたからといって、必ず対応してもらえるとは限りません。

短納期の場合は、追加料金が発生したり、スケジュールの都合で断られたりすることもあります。正式に依頼する前に確認しましょう。

9.予算

予算が決まっている場合は、最初の相談時に伝えると見積もりを進めやすくなります。

予算を伝えることは、値下げ交渉とは異なります。

絵師側が、予算内で対応できる内容を提案したり、制作範囲を調整したりしやすくなるためです。

予算の伝え方

予算は2万円前後を考えています。
難しい場合は、対応可能な内容をご提案いただけますと幸いです。

上限が決まっている場合は、「〇円まで」と伝えても構いません。

ただし、料金表が公開されている場合は、先に基本料金や追加料金を確認しましょう。

料金表の内容を無視して、大幅な値下げを前提に相談するのは避ける必要があります。

具体的な料金の目安については、「イラスト依頼の料金相場」も参考にしてください。依頼内容を整理した後の見積もりの頼み方や、提示された金額・納期・利用条件の確認方法は、「イラスト依頼の見積もり方法」で解説しています。

10.商用利用を含む利用範囲

完成したイラストを、どこでどのように使用するかも伝えましょう。

主な確認項目は次のとおりです。

  • 個人利用か商用利用か
  • SNSで使用するか
  • 動画で使用するか
  • 収益化した媒体で使用するか
  • 広告に使用するか
  • グッズとして販売するか
  • 複数の媒体で使用するか
  • 文字入れやトリミングを行うか
  • クレジット表記が可能か

同じイラストを、後から別の用途でも使いたくなることがあります。

その可能性がある場合は、予定している利用範囲を最初から伝えておくと、後から追加許可が必要になる場面を減らせます。

なお、イラストの納品を受けても、あらゆる用途へ自由に使用できるとは限りません。

著作権や利用許諾について詳しく知りたい方は、「イラスト依頼の著作権」もご覧ください。

11.実績公開の可否

絵師が完成作品をSNSやポートフォリオで公開してよいかも、依頼前に確認しておきましょう。

実績公開には、次のような選択肢があります。

  • 完成後すぐに公開可能
  • 依頼者側が公開した後なら可能
  • 指定日以降なら公開可能
  • 一部を隠せば公開可能
  • 完全非公開を希望

新しいキャラクターや未発表企画などでは、公開時期が重要になることがあります。

非公開や公開延期を希望する場合は、見積もりの段階で伝えてください。

絵師によっては、実績非公開や公開延期に追加料金を設定している場合があります。

12.連絡方法と確認の進め方

依頼中の連絡方法も確認しておくと、やり取りの行き違いを防ぎやすくなります。

主な連絡方法には、次のようなものがあります。

  • XのDM
  • メール
  • 依頼サービス内のメッセージ機能

絵師が指定している連絡窓口がある場合は、その方法を使いましょう。

あわせて、次の点も確認しておくと安心です。

  • ラフ確認の方法
  • 修正内容の伝え方
  • 返信の目安
  • 何日程度返信がない場合に再連絡するか

同じ内容を複数の連絡先へ同時に送ると、確認の負担が増えることがあります。

まずは指定された窓口から連絡し、返信目安が案内されている場合は、その期間を待ちましょう。

決まっていない項目は「未定」「相談希望」と伝えよう

依頼の時点ですべてを決めておく必要はありません。

決まっていない項目は、次のように伝えられます。

  • 構図:未定のため相談したいです
  • 背景:料金を見て決めたいです
  • 納品形式:用途に合うものを相談したいです
  • 予算:見積もりを確認して検討したいです
  • 納期:急ぎではないため、対応可能な時期に合わせたいです

「わからない」ことと「こだわりがない」ことは分けて伝えましょう。

たとえば、構図について知識がなくて決められない場合は「相談したい」、どの構図でも問題ない場合は「特にこだわりはない」と書くと、絵師側が判断しやすくなります。

ただし、依頼内容によっては、必要事項が決まってから見積もりや受付判断を行う場合もあります。

相談可能な範囲については、絵師の料金表や依頼案内を確認してください。

イラスト依頼で伝える内容の記入テンプレート

依頼内容を整理するときは、次のテンプレートを使えます。

【依頼内容】
・イラストの種類:
・使用目的:
・描いてほしい人数:
・キャラクターの特徴:
・構図・ポーズ:
・背景:
・画像サイズ:
・納品形式:
・希望納期:
・使用予定日:
・予算:
・商用利用:あり/なし
・実績公開:可能/条件付き/不可
・参考資料:
・そのほかの希望:

このテンプレートは、依頼内容を整理するためのものです。

そのまま無言で送るのではなく、挨拶や依頼を検討した理由を加えて、自然なDMやメールに整えましょう。

実際の文章の組み立て方については、「絵師に依頼するDMの送り方」で詳しく解説しています。

用途別に追加で伝えたいこと

基本的な必要事項に加えて、用途によって伝えたい情報があります。

SNSアイコン

SNSアイコンを依頼する場合は、次の項目を伝えましょう。

  • 円形に切り抜かれるか
  • 顔や上半身などの描写範囲
  • 背景透過の有無
  • 使用するSNS
  • 個人用か活動用か

円形表示になる場合は、顔や髪が端で切れないよう、余白を含めて相談すると安心です。

YouTube・歌ってみた動画

動画用イラストでは、次の情報が重要です。

  • 公開予定日
  • 収益化の有無
  • 画面比率
  • 文字を入れるための余白
  • 表情や衣装差分
  • 動画内で動かす予定の有無

人物と文字を重ねたくない場合は、文字を配置する位置も伝えましょう。

立ち絵

立ち絵を依頼する場合は、次の項目を整理してください。

  • 全身かどうか
  • 表情差分の数
  • ポーズ
  • 背景透過の有無
  • 身長や体格
  • 配信、ゲーム、TRPGなどの用途

ツールやゲームで使用する場合は、必要な画像サイズや差分の形式も確認しましょう。

TRPG立ち絵を依頼する場合

TRPG立ち絵では、次の項目も共有します。

  • 使用するシステムやシナリオ
  • セッション予定日
  • 全身、膝上、腰上などの描写範囲
  • 背景透過の有無
  • 表情差分
  • 戦闘差分や衣装差分
  • 秘匿情報の扱い
  • ネタバレにつながる資料の扱い

未公開情報や秘匿設定を含む場合は、実績公開の可否と時期についても確認してください。

詳しくは、TRPG立ち絵の依頼方法で解説しています。

VTuber・配信用イラストを依頼する場合

VTuberや配信活動では、用途によって必要なデータが大きく異なります。

  • 一枚絵かLive2D用イラストか
  • キャラクターデザインを含むか
  • パーツ分けが必要か
  • モデラーが決まっているか
  • 配信を収益化するか
  • 動画、SNS、グッズにも使用するか
  • 表情や衣装の差分が必要か
  • 公開予定日

Live2D用イラストは、通常の一枚絵とは制作内容が異なります。対応しているか、パーツ分けの範囲を含めて確認してください。

詳しくは、VTuber立ち絵の依頼方法をご覧ください。

印刷物・グッズ

印刷物やグッズでは、デジタル利用とは異なる条件が必要になることがあります。

  • 商品の種類
  • 完成サイズ
  • 印刷会社の入稿仕様
  • 解像度
  • カラーモード
  • 販売予定の有無
  • 商用利用の条件

印刷会社のテンプレートや入稿条件がある場合は、依頼前に共有してください。

イラスト依頼で内容を伝えるときの注意点

必要事項だけでなく、情報の伝え方も大切です。

情報を読みやすく整理する

依頼内容を長い一段落にまとめると、必要な情報を見落としやすくなります。

最初に依頼の概要を書き、その後に箇条書きで条件をまとめると読みやすくなります。

必須条件と相談可能な条件を分ける

すべての希望が同じ優先度だと、絵師側が判断しにくくなります。

たとえば、次のように分けます。

必須条件

  • 髪型
  • 使用予定日
  • 背景透過
  • 商用利用

相談可能な条件

  • ポーズ
  • 表情
  • 小物
  • 背景色

絶対に変えたくない条件と、提案を受け入れられる部分を分けると、制作を進めやすくなります。

他の絵師の作品をそのまま再現するよう求めない

参考画像は、イメージを共有するために役立ちます。

ただし、「この絵師とまったく同じ絵柄で」「この作品をそのまま描き直して」といった依頼は避けましょう。

参考にしたい要素を分けて、「淡い色合い」「明るい雰囲気」「動きのあるポーズ」などと言葉にすると伝えやすくなります。

制作開始後に大きく内容を変更しない

人物数、構図、衣装、用途などを制作途中で大きく変更すると、追加料金や納期変更が必要になる場合があります。

変更が必要になった場合は、対応してもらえると決めつけず、対応可否と料金を確認しましょう。

依頼前チェックリスト

依頼を送る前に、次の項目を確認しましょう。

  • イラストの種類を決めた

  • 使用目的を具体的に書いた

  • 人数と描写範囲を確認した

  • キャラクターの特徴を整理した

  • 参考資料と参考箇所をまとめた

  • 構図とポーズの希望を書いた

  • 背景の有無を決めた

  • サイズと納品形式を確認した

  • 希望納期と使用予定日を書いた

  • 予算を整理した

  • 商用利用の有無を書いた

  • 実績公開の可否を書いた

  • 未定の項目に「相談希望」と書いた

  • 必須条件と相談可能な条件を分けた

  • 料金表や依頼規約を確認した

  • 指定された連絡方法を確認した

チェックリストの記入例

実際に依頼文へ落とし込むときは、次のように整理できます。

【使用目的】
配信活動用のアイコン

【使用予定の媒体】
YouTube、X

【イラストの種類】
オリジナルキャラクターの一枚絵

【人数】
1人

【描写範囲】
胸上まで

【キャラクターの設定】
20代くらいの女性。明るく、人と話すことが好きな性格

【髪型・服装・色】
添付した設定資料に合わせてください

【構図・ポーズ】
正面向きで、片手を頬に添えたポーズ

【表情】
明るく親しみやすい笑顔

【背景】
水色の単色または簡単なグラデーション

【小物】
なし

【差分】
なし

【参考資料】
キャラクター設定資料1点と、ポーズの参考写真1点を添付します

【画像サイズ・比率】
1000px×1000pxの正方形

【納品形式】
PNG

【背景透過】
可能であれば、背景ありと背景透過の2種類を希望します

【希望納期】
8月15日まで

【使用予定日・公開予定日】
8月20日の配信開始時に使用予定です

【予算】
2万円前後を想定しています。難しい場合は内容を調整して相談したいです

【収益化・商用利用】
収益化しているYouTubeチャンネルで使用します

【実績公開】
8月20日の公開後であれば、SNSやポートフォリオへの掲載が可能です

【指定したい部分】
髪色、目の色、衣装のデザインは設定資料から変更しないでください

【お任せしたい部分】
背景の細部と全体の色味はお任せします

【その他】
修正可能な回数や確認のタイミングは、依頼条件に従います

このまま送るのではなく、依頼先の受付条件や自分の用途に合わせて調整して使いましょう。

イラスト依頼で伝えることに関するよくある質問

予算は最初から伝えたほうがよいですか?

予算が決まっている場合は、最初の相談時に伝えると、絵師側が対応可能な内容を判断しやすくなります。

必ず伝えなければならないわけではありませんが、予算の目安があると見積もりを進めやすくなります。

料金表がある場合は、記載された料金や追加条件を確認したうえで相談しましょう。

イメージが決まっていなくても依頼できますか?

決まっていない項目は、「未定」「相談したい」と伝えられます。

ただし、依頼内容によっては、必要事項が決まってから見積もりや受付判断を行う場合もあります。

決まっている部分と迷っている部分を分け、どこから提案してほしいのかを伝えましょう。

参考画像は何枚送ればよいですか?

枚数に決まりはありません。

似た画像を大量に送るより、髪型、衣装、色、構図、雰囲気など、画像ごとの役割を整理し、どの部分を参考にしてほしいかを書き添えましょう。

依頼先が資料の枚数や形式を指定している場合は、その案内に従ってください。

依頼内容は最初に全部送るべきですか?

依頼先が必要事項を指定している場合は、可能な範囲でまとめて送りましょう。

受付状況だけを先に確認するよう案内されている場合は、その手順に従ってください。

未定の項目は省略せず、「未定」「相談希望」と記載すると伝わりやすくなります。

わからない項目は空欄でもよいですか?

空欄のままにするより、「未定」「相談したい」と一言添えることをおすすめします。

絵師側が確認すべき項目を判断しやすくなり、見落としも防ぎやすくなります。

まとめ|決まっていることと相談したいことを分けて伝えよう

イラストを依頼するときは、使用目的、描いてほしい内容、納期、予算、利用範囲を伝えることが基本です。

あわせて、次の項目も整理しておきましょう。

  • イラストの種類
  • キャラクターや衣装の資料
  • 構図やポーズ
  • 背景
  • 画像サイズと納品形式
  • 実績公開の可否
  • 連絡方法

依頼前にすべてを完璧に決めておく必要はありません。

未定の項目は「相談したい」と伝え、参考資料には見てほしい箇所を書き添えましょう。

また、必須条件と相談可能な希望を分けて伝えることで、絵師側も対応可否や見積もりを判断しやすくなります。

制作開始後の大きな内容変更は、追加料金や納期変更につながる場合があります。依頼前に料金表や依頼規約を確認し、必要な情報をできるだけ整理しておきましょう。

依頼先探しから納品までの流れを詳しく知りたい方は、「イラスト依頼の方法」もご覧ください。

絵師へ依頼する内容を整理したい方へ

絵師ナビでは、初めてイラストを依頼する方に向けて、料金、連絡方法、納品、権利などの情報を発信しています。

気になるイラストレーターが見つかったら、本人の料金表や依頼規約を確認し、この記事の項目を使って依頼内容を整理してみてください。