配信者用オリジナルキャラクターを絵師に依頼する方法|設定・立ち絵・Live2Dの違い

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顔出しをせずに配信したい、SNSアイコンと配信画面で共通して使えるキャラクターが欲しい。そのような理由から、配信者用のオリジナルキャラクターを検討することがあります。

ただし、オリジナルキャラクターは、配信を始めるために必須のものではありません。顔出しをしない場合や、配信・動画・SNSの見た目をそろえたい場合に役立つ選択肢の一つです。

絵師へ依頼する前に最初に決めたいのは、キャラクターの細かな外見ではなく、「何のために使うキャラクターか」です。

静止画として配信画面へ表示するのか、IRIAMで使用するのか、将来Live2Dで動かしたいのかによって、最初に依頼するものが変わります。

使い方 最初に検討するもの
SNSや配信画面で静止画として使う キャラクターデザイン+通常の立ち絵、またはアイコン・バストアップ
IRIAMで配信する IRIAMでの使用を前提とした立ち絵
Live2Dで動かす キャラクターデザイン+Live2D用パーツ分けイラスト+モデリング
チャンネルのマスコットとして使う マスコットデザインやSD・ミニキャライラスト

キャラクターデザイン、通常の立ち絵、Live2D用イラスト、Live2Dモデリングは、すべて同じ成果物ではありません。

また、配信、動画、SNS、スタンプ、グッズなど、使用予定のある場所も依頼時に伝えておくと、絵師が必要な仕様と利用範囲を判断しやすくなります。

制作費を支払っただけで、著作権が依頼者へ自動的に移るとも限りません。著作権を絵師に残したまま、配信活動に必要な用途について利用許諾を得る方法もあります。

この記事では、配信者がオリジナルキャラクターを絵師へ依頼するために必要な準備、最初に依頼するもの、料金、Live2D化、利用条件までを解説します。

配信活動全体で必要になるイラストと用意する順番を先に確認したい方は、配信活動に必要なイラスト一覧|最初に用意するものと依頼の順番も参考にしてください。

  1. 配信者にオリジナルキャラクターは必要?
  2. 本人の分身・演じるキャラクター・マスコットの違い
    1. 本人の分身
    2. 演じるオリジナルキャラクター
    3. チャンネルのマスコット
  3. キャラクターを何に使うか決める
  4. 配信内容からキャラクターの方向性を考える
    1. 「何のために使うか」からデザインを考える
  5. 絵師へ伝えるキャラクター設定を整理する
    1. 基本設定
    2. 外見設定
    3. 設定表の記入例
  6. 設定を作り込みすぎなくてもよい
  7. 配信で使いやすいキャラクターデザイン
  8. 最初に依頼するイラストを決める
  9. キャラクターデザイン・立ち絵・Live2Dの違い
    1. キャラクターデザイン
    2. 通常の立ち絵
    3. Live2D用イラスト
    4. Live2Dモデリング
  10. 配信者用キャラクターの料金はいくら?
  11. 絵師へ渡す資料と依頼前に伝えること
  12. 絵師の探し方・選び方
  13. 配信者用キャラクターの依頼文テンプレート
  14. 依頼から完成までの流れ
  15. デザイン案・ラフ・納品時に確認すること
  16. 著作権と利用許諾
  17. 別の絵師やモデラーへ依頼する場合
  18. 配信者用キャラクターの依頼で避けたいこと
  19. よくある質問
    1. 配信者にオリジナルキャラクターは必要ですか?
    2. 最初に何を依頼すればよいですか?
    3. 配信者用キャラクターの料金はいくらですか?
    4. キャラクターデザインと立ち絵は別料金ですか?
    5. 三面図は最初から必要ですか?
    6. 通常の立ち絵をLive2Dで動かせますか?
    7. 将来Live2D化する場合は最初に伝えるべきですか?
    8. 配信者用キャラクターは商用利用になりますか?
    9. 別の絵師へ衣装差分やスタンプを依頼できますか?
    10. Live2DモデラーへPSDを渡してもよいですか?
    11. キャラクターの著作権は誰のものですか?
  20. まとめ

配信者にオリジナルキャラクターは必要?

オリジナルキャラクターは、配信活動を始めるための必須条件ではありません。

本人の顔写真や文字だけのアイコンで活動することもできます。配信内容や活動方針に合わない場合は、無理にキャラクターを作る必要はありません。

一方、顔出しをしない活動では、キャラクターが配信者の視覚的な顔として機能します。

YouTubeやTwitchのチャンネルアイコン、SNS、サムネイル、動画、配信画面などで同じキャラクターを使うことで、活動全体の印象をそろえやすくなります。

  • 顔出しをしなくても、配信者を表す画像を用意できる
  • チャンネルとSNSの見た目をそろえやすい
  • 動画やサムネイルへ同じキャラクターを繰り返し使用できる
  • 視聴者が配信者を視覚的に認識しやすくなる
  • 表情差分で配信中や動画の反応を表現できる
  • スタンプ、バッジ、グッズなどへ展開できる

ただし、制作費だけでなく、画像や利用条件を管理する手間も増えます。

演じるキャラクターを作る場合は、設定した性格や話し方を維持することが負担になる可能性もあります。活動方法と予算を踏まえて決めましょう。

本人の分身・演じるキャラクター・マスコットの違い

比較項目 本人の分身 演じるオリジナルキャラクター チャンネルのマスコット
本人との関係 本人の髪型、服装、性格、好みなどを反映する 本人とは異なる名前、性格、世界観を持つ 配信者本人とは別の存在
使いやすい場所 アイコン、配信画面、動画、サムネイル 配信画面、動画、設定を生かしたコンテンツ スタンプ、バッジ、告知画像、グッズ
設定を維持する負担 本人との共通点が多く比較的維持しやすい 設定や口調を維持する負担が生じやすい 本人がマスコットを演じる必要はない
展開しやすい素材 立ち絵、表情差分、アイコン 立ち絵、設定資料、衣装差分、Live2D SDキャラ、スタンプ、バッジ、グッズ

本人の分身

本人の分身は、配信者本人の髪型、服装、性格、趣味などを反映したキャラクターです。

普段の話し方や配信内容と合わせやすく、SNSアイコンやサムネイルにも自然に使えます。

本人の写真を資料として使う場合は、顔立ちをどの程度似せるか、髪型や服装だけを反映するか、眼鏡やアクセサリーなど何を残すかを決めておきましょう。

演じるオリジナルキャラクター

配信者本人とは異なる名前、性格、種族、世界観を持たせる方法です。

物語や設定を生かした活動を行いやすい一方、本人の普段の話し方とかけ離れた性格や口調を設定すると、長期的な維持が難しくなることがあります。

本人として話す範囲と、キャラクターとして演じる範囲を決めておくと活動方針を整理しやすくなります。

チャンネルのマスコット

マスコットは、配信者本人とは別の存在として使うキャラクターです。

動物、食べ物、小物、架空生物などをモチーフにでき、スタンプ、メンバー用バッジ、告知画像、グッズなどへ展開しやすい特徴があります。

頭の中にあるキャラクターをイラストへする方法全般については、オリキャラを絵にしたい人へ|絵が描けなくても形にする方法でも解説しています。

キャラクターを何に使うか決める

絵師へ「配信で使うキャラクターです」とだけ伝えても、必要な構図、納品形式、利用条件までは判断できません。

使用予定のある場所を具体的に整理しましょう。

  • YouTube・Twitchのチャンネルアイコン
  • SNSアイコン
  • 動画・配信のサムネイル
  • 配信中に表示する立ち絵
  • 動画内で使用する立ち絵
  • 配信画面・待機画面・終了画面
  • 表情差分・ポーズ差分
  • カスタム絵文字・スタンプ
  • メンバー用バッジ
  • グッズ
  • Live2Dモデル
  • 3Dモデル
用途 確認したいこと
アイコン 小さく表示しても顔や特徴が分かるか
サムネイル 上半身や表情が見やすく、文字を置く余白があるか
配信中の立ち絵 全身か上半身か、背景透過が必要か
表情差分 どの感情を何種類用意するか
スタンプ・バッジ 小サイズ向けに簡略化したデザインが必要か
グッズ 利用許諾と印刷用データの条件
Live2D パーツ分けイラストとモデリングを誰が担当するか

IRIAMで使用する場合は、「配信で使う」だけでなく、IRIAMのイラスト配信で使用することを絵師へ伝えておきましょう。

IRIAM向け立ち絵のサイズ・利用条件・依頼方法は、IRIAM立ち絵を絵師に依頼する方法で確認できます。

最初からすべての用途へ対応する必要はありません。現在の活動と、近い将来に使用する可能性が高いものから優先してください。

配信内容からキャラクターの方向性を考える

雑談、ゲーム実況、歌配信、ASMR、解説、創作活動など、配信内容によってチャンネルの雰囲気は異なります。

ただし、「ゲーム配信だからゲーム風」「歌配信だからアイドル風」のように、ジャンルだけで外見を決める必要はありません。

声、話し方、配信のテンポ、視聴者から持たれたい印象なども含めて方向性を考えます。

  • 視聴者から持たれたい印象
  • 声や話し方
  • 主な配信ジャンル
  • チャンネルカラー
  • 本人との共通点
  • キャラクターとして演じられる範囲
  • 長期間使っても違和感がないか
  • 配信内容が変わっても使えるか

「何のために使うか」からデザインを考える

絵師ナビのゆめうゆいさんへのインタビューでは、依頼者の要望だけでなく、作品の目的やニーズを把握することも大切にしていると話しています。

VTuber向けのキャラクターデザインでは、視聴者に覚えてもらいやすく、長く活動しやすい、特徴的で分かりやすいデザインを意識しているとのことです。

配信者用キャラクターを依頼するときも、髪型や衣装だけでなく、どのような配信で、どのような印象を持ってもらいたいかまで伝えると、使用目的に合った提案を受けやすくなります。

セルフ受肉VTuberの経験を制作に|Live2Dモデリングに力を入れるゆめうゆいさんインタビューでも詳しく紹介しています。

インタビューで紹介している制作姿勢や受付内容は公開時点の情報です。現在の受付状況や料金は本人の最新情報を確認してください。

絵師へ伝えるキャラクター設定を整理する

設定は、イラストへ反映してほしい情報を優先します。

基本設定

  • 本人の分身・演じるキャラクター・マスコットのどれか
  • 名前
  • 年齢や年齢の印象
  • 性別表現
  • 性格
  • 話し方
  • モチーフ
  • イメージカラー
  • 配信での立ち位置
  • 世界観

外見設定

  • 種族
  • 身長・体格の印象
  • 髪型・髪色
  • 目の形・色
  • 衣装
  • アクセサリー
  • 耳・角・尻尾・翼などの特徴
  • 必ず残してほしい特徴
  • 入れてほしくない要素
  • 絵師へ提案してほしい部分

設定表の記入例

項目 記入例
役割 配信者本人の分身
性格・印象 落ち着いていて話しかけやすい
主な配信 雑談、ゲーム実況
髪型・髪色 黒髪のミディアム。毛先に青い差し色
イメージカラー 紺色、白
必須要素 眼鏡、左耳のピアス
避けたい要素 極端に派手な衣装
提案してほしい部分 衣装の形と差し色の入れ方

設定を作り込みすぎなくてもよい

最初から、細かな物語やプロフィールを完成させる必要はありません。

配信を続ける中で、性格、口癖、視聴者との関係が自然に固まることもあります。

依頼資料では、次の3種類に分けると整理しやすくなります。

  • 必ず入れてほしい条件
  • 可能であれば入れてほしい希望
  • 絵師から提案してほしい部分

決まっていない部分は、無理に設定せず「提案を希望します」と伝えて構いません。

配信で使いやすいキャラクターデザイン

配信者用のキャラクターは、全身立ち絵だけでなく、アイコン、サムネイル、配信画面などでも使用されます。

そのため、大きな画像で見たときの描き込みだけでなく、小さく表示した際の見え方も確認します。

  • 小さなアイコンでも認識しやすい
  • 顔まわりに分かりやすい特徴がある
  • 上半身だけでもキャラクターを識別できる
  • 表情が読み取りやすい
  • 配信画面の背景と同化しにくい
  • SDキャラやスタンプへ簡略化しやすい
  • 衣装差分を追加しやすい
  • 長期間使っても違和感が生じにくい

ゆめうゆいさんは、配信者としての経験を生かし、配信画面に映りやすい胸から上や顔まわりへ目立つ装飾を置いたり、画面を隠しやすい帽子や衣装には取り外し差分を提案したりすることがあると話しています。

小サイズ向けのデフォルメ素材も用意する場合は、SDキャラ・ミニキャラを依頼する方法|料金相場と絵師の選び方も参考になります。

最初に依頼するイラストを決める

キャラクターに関するすべての素材を、最初から依頼する必要はありません。

成果物 主な用途 必要になる場面
キャラクターデザイン 外見、衣装、配色を決める 外見が決まっていない場合
全身立ち絵 配信画面、動画、紹介画像 全身を表示したい場合
バストアップ 配信画面、サムネイル 上半身だけ使う場合
SNSアイコン SNS・チャンネルアイコン 活動開始時
表情差分 配信、動画、告知画像 感情を使い分けたい場合
三面図・設定資料 別の制作者への共有 複数の制作者へ依頼する場合
SD・ミニキャラ スタンプ、グッズ、告知 小サイズ素材が必要になった場合
Live2D用イラスト Live2Dモデル制作 動くモデルを作る場合

音声中心の活動であれば、アイコンやバストアップから始める方法もあります。

スタンプ、グッズ、衣装差分などは、活動開始後に必要性を確認してから追加できます。

キャラクターデザイン・立ち絵・Live2Dの違い

キャラクターデザイン

キャラクターデザインは、外見、衣装、配色、モチーフなどを考える工程です。

完成した全身立ち絵、三面図、表情差分まで、すべて基本料金へ含まれるとは限りません。

通常の立ち絵

立ち絵は、決定したキャラクターデザインをもとに描く、全身または上半身の静止画です。

キャラクターデザイン料と立ち絵制作料が別になっている場合もあります。

キャラクターデザイン依頼全般については、キャラクターデザインを依頼する方法|料金相場・頼み方・絵師の選び方で詳しく解説しています。

Live2D用イラスト

Live2D用イラストは、キャラクターを動かすことを前提として、目、眉、口、髪、顔、体などを素材ごとに分けて制作するイラストです。

Live2D公式でも、素材分けした描画データをCubism Editorへ読み込み、モデリングする流れが案内されています。

Live2D公式「イラストの加工」

Live2Dモデリング

モデリングは、パーツ分けされたイラストに目や口、顔、体、髪などの動きを設定する工程です。

つまり、一般的には次のように工程を分けて考えます。

  1. キャラクターデザイン
  2. Live2D用パーツ分けイラスト
  3. Live2Dモデリング

1人の制作者がすべて担当する場合もあれば、絵師とモデラーが別の場合もあります。

通常の完成立ち絵を後から分割・加工できる場合もありますが、希望する動きによっては、元画像で隠れている部分の描き足しや作り直しが必要になることがあります。

将来Live2D化する可能性がある場合は、最初の相談時に伝えておきましょう。

VTuber向け立ち絵とLive2D制作の流れは、VTuber立ち絵を絵師に依頼する方法|料金相場・制作の流れ・絵師の選び方でも解説しています。

配信者用キャラクターの料金はいくら?

配信者用キャラクターは、制作範囲によって料金が大きく変わります。

絵師ナビ編集部では2026年8月、SKIMAで公開されているVTuberイラスト、Live2D用イラスト、Live2Dモデリングの各カテゴリから60件ずつ、計180件の商品候補を確認しました。

そのうち、タイトルや商品説明から制作範囲と公開価格を比較しやすかった97件を、制作内容別に参考集計しています。

制作内容 比較件数 中央の価格 半数の商品が含まれた価格帯
配信者向け通常立ち絵・キャラデザ対応商品 21件 10,000円 約7,000〜17,000円
Live2D用パーツ分けイラスト 28件 50,000円 約30,000〜65,000円
Live2Dモデリングのみ 21件 40,000円 約20,000〜45,000円
キャラデザ・イラスト・モデリング一括 27件 80,000円 約60,000〜100,000円

今回の確認では、通常の立ち絵と、Live2D用のパーツ分けイラスト、一括モデル制作では公開価格に大きな差がありました。

特に、「立ち絵を依頼する」と「Live2Dモデルを一式依頼する」は同じ料金として比較できません。

また、通常立ち絵・キャラデザ対応商品の中には、既存デザインを持ち込む商品や、キャラクターデザインを追加料金としている商品も含まれます。そのため、10,000円を「ゼロから配信者用キャラクターを作る相場」と考えることはできません。

料金は主に次の要素で変わります。

  • キャラクターデザインをゼロから行うか
  • 全身か上半身か
  • 衣装や装飾の複雑さ
  • 三面図や設定資料の有無
  • 表情差分・ポーズ差分
  • Live2D用のパーツ数
  • 想定する可動範囲
  • モデリングを含むか
  • 短納期対応
  • 実績非公開
  • 商用利用・グッズ利用
  • PSDなど元データの納品
  • 第三者へのデータ共有
  • 著作権譲渡

商品ページの最初の表示価格だけで判断せず、「キャラクターデザイン」「完成立ち絵」「パーツ分け」「モデリング」のどこまで含まれているかを確認してください。

※2026年8月にSKIMAの公開商品候補180件を確認し、制作範囲と価格を比較しやすかった97件を参考集計したものです。専用出品、制作範囲や表示価格との対応が判別しにくい商品などは除外しています。期間限定価格・モニター価格が含まれる場合があります。無作為抽出ではなく、SKIMA以外を含む市場全体の平均価格や、実際の成約価格を示すものではありません。

一般的なイラスト依頼の料金については、イラスト依頼の相場はいくら?用途別の料金目安と費用が変わる理由でも解説しています。

絵師へ渡す資料と依頼前に伝えること

資料は、「配信活動」「キャラクター」「制作してほしいもの」「利用方法」の4つに分けると整理しやすくなります。

分類 伝える内容
配信活動 活動名、配信先、主な配信内容、声や雰囲気、チャンネルカラー
キャラクター 本人の分身か、設定、外見、衣装、モチーフ、必須要素、避けたい要素
制作内容 キャラデザ、全身立ち絵、表情差分、三面図、Live2D用イラストなど
利用方法 SNS、配信、動画、収益化、スタンプ、グッズ、Live2D化など
取引条件 希望納期、予算、納品形式、修正回数、実績公開の可否

参考画像には「前髪だけ参考」「配色だけ参考」のように、どこを見てほしいか説明を付けましょう。

第三者のキャラクターや作風をそのまま再現するよう求めることは避けてください。

参考画像や設定のまとめ方は、イラスト依頼の資料の作り方|絵師に伝わる参考画像と設定のまとめ方で詳しく紹介しています。

絵師の探し方・選び方

配信者用キャラクターを依頼できる絵師は、SNS、コミッションサイト、ポートフォリオ、ほかの配信者のクレジットなどから探せます。

絵柄だけでなく、希望する成果物に対応しているかを確認しましょう。

  • キャラクターデザインの実績
  • 配信者・VTuber向けの制作実績
  • 全身立ち絵
  • 表情差分
  • 三面図・設定資料
  • Live2D用パーツ分けイラスト
  • Live2Dモデリング
  • 希望納期
  • 収益化した配信での利用条件
  • 実績公開・クレジットの条件
  • 第三者へのデータ共有条件

キャラクターデザインが得意な絵師でも、Live2D用の素材準備やモデリングまで対応しているとは限りません。

キャラクターデザイン、立ち絵、パーツ分け、モデリングのうち、どこまで依頼できるのかを確認してください。

依頼先の探し方は、絵師の探し方を初心者向けに解説|依頼したいイラストレーターの見つけ方でも紹介しています。

配信者用キャラクターの依頼文テンプレート

はじめまして。〇〇と申します。

YouTubeとTwitchで使用する、配信者用オリジナルキャラクターのキャラクターデザインと全身立ち絵について、ご相談したくご連絡しました。

主な配信内容は雑談とゲーム実況で、キャラクターは私自身の分身として使用したいと考えています。

視聴者からは、落ち着いていて親しみやすい印象を持ってもらいたいと考えています。

外見については、黒髪のミディアム、眼鏡、紺色を基調とした衣装を希望しています。

必ず入れていただきたい要素は眼鏡と左耳のピアスです。衣装の形や差し色については、ご提案いただけますと幸いです。

希望する制作内容は、
・キャラクターデザイン
・全身立ち絵
・通常、笑顔、驚き、困り顔の表情差分
です。

完成したイラストは、YouTubeとTwitchの配信、収益化した動画、SNS、サムネイルで使用する予定です。

将来的にスタンプ、グッズ、Live2Dモデルへ展開する可能性がありますが、現時点では未定です。実際に展開する際は、改めて利用条件について相談させてください。

Live2D化する場合はモデラーへデータを共有する可能性がありますので、第三者への共有や加工が可能かどうかもご案内いただけますと幸いです。

希望納期は〇月〇日頃、予算は〇〇円前後を想定しています。

ご対応可能でしたら、お見積もり、修正回数、納品内容、利用範囲についてご案内いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

絵師が専用フォームや依頼テンプレートを用意している場合は、そちらを優先してください。

イラスト依頼で伝える基本項目は、イラスト依頼で伝えること12項目|チェックリストと例文付きでも確認できます。

DMの送り方は、絵師に依頼するDMの送り方|コピペできる例文・必要項目でも解説しています。

依頼から完成までの流れ

  1. キャラクターの役割を決める
  2. 使用場所を整理する
  3. 最初に必要な成果物を決める
  4. 必須設定と相談したい部分を分ける
  5. 参考資料をまとめる
  6. 希望する制作に対応する絵師を探す
  7. 受付状況・料金・利用規約を確認する
  8. 見積もりを依頼する
  9. 料金、納期、修正回数、利用範囲を確認する
  10. 条件へ合意し、指定された方法で支払う
  11. デザイン案やラフを確認する
  12. 完成データを確認する
  13. 利用条件とクレジット条件を保存する

デザイン案・ラフ・納品時に確認すること

デザイン案やラフでは、完成後に変更しにくい部分を中心に確認します。

  • 配信内容や本人の雰囲気に合っているか
  • 必須要素が入っているか
  • 避けたい要素が入っていないか
  • 顔まわりや上半身だけでも特徴が分かるか
  • アイコンやサムネイルでも認識しやすいか
  • 将来の差分やLive2D化を妨げないか

納品時は、画像サイズ、ファイル形式、背景透過、表情差分、元データの有無、利用条件などを確認してください。

著作権と利用許諾

イラストの制作費を支払っても、著作権が依頼者へ自動的に移るとは限りません。

文化庁の著作権契約書作成支援システムでも、イラスト制作について、著作権を依頼者へ移転するかどうかや、改変・編集の可否、利用目的などを個別に設定する形が示されています。

文化庁「著作権契約書作成支援システム|イラストの作成」

重要なのは、「制作費を払ったから自由に使える」と判断せず、必要な用途について双方で利用条件を確認することです。

配信者用キャラクターでは、特に次の点を確認します。

  • YouTube・Twitchでの使用
  • 収益化した配信・動画での使用
  • SNS・サムネイルへの使用
  • スタンプ・バッジへの転用
  • グッズ化
  • Live2D化・3D化
  • 別の絵師への追加依頼
  • モデラーへのデータ共有
  • サイズ変更・トリミング・文字入れ

著作者人格権は著作権とは別の権利です。改変についても、契約や利用規約で認められた範囲を確認してください。

詳しくは、イラスト依頼の著作権は誰のもの?商用利用・二次利用・著作権譲渡を解説で扱っています。

別の絵師やモデラーへ依頼する場合

最初に依頼した絵師とは別の制作者へ、衣装差分、SDキャラ、スタンプ、Live2Dモデリングなどを依頼する場合があります。

元の絵師の許可や契約条件を確認せず、自由に改変やデータ共有ができるとは限りません。

  • 設定資料を別の絵師へ共有できるか
  • PSDなどの元データをモデラーへ渡せるか
  • 衣装差分を別の絵師へ依頼できるか
  • SDキャラやスタンプを別の絵師へ依頼できるか
  • キャラクターデザインのクレジット表記

将来Live2D化する可能性があるなら、最初の依頼時に第三者共有の可能性まで伝えておくと確認しやすくなります。

配信者用キャラクターの依頼で避けたいこと

  • キャラクターの役割を決めずに依頼する
  • 使用目的を「配信で使う」とだけ伝える
  • 参考画像を大量に送り、説明を付けない
  • 他作品のキャラクターや第三者の絵柄をそのまま再現するよう求める
  • 使わない設定を作り込みすぎる
  • キャラクターデザインに立ち絵や三面図まで含まれると思い込む
  • 通常の立ち絵をそのままLive2Dモデルにできると思い込む
  • Live2D化の予定を伝えない
  • イラスト制作とモデリングの料金が一つに含まれると思い込む
  • 収益化した配信での使用を伝えない
  • 許可なくスタンプやグッズへ転用する
  • 共有条件を確認せずモデラーへ元データを渡す
  • 制作費に著作権譲渡が含まれると思い込む

よくある質問

配信者にオリジナルキャラクターは必要ですか?

必須ではありません。顔出しをしない活動や、配信・動画・SNSの見た目をそろえたい場合に役立つ選択肢です。

最初に何を依頼すればよいですか?

静止画として使うならキャラクターデザインと立ち絵、IRIAMならIRIAM向け立ち絵、Live2Dで動かすならパーツ分けイラストとモデリングを検討します。

最初からすべてを用意する必要はありません。

配信者用キャラクターの料金はいくらですか?

今回確認したSKIMAの公開商品では、通常の配信者向け立ち絵・キャラデザ対応商品21件の中央は10,000円、Live2D用パーツ分けイラスト28件の中央は50,000円、モデリングのみ21件の中央は40,000円、キャラデザからモデリングまでの一括制作27件の中央は80,000円でした。

ただし、制作範囲が大きく異なるため、これらをまとめて「配信者用キャラクターの相場」と考えることはできません。

キャラクターデザインと立ち絵は別料金ですか?

依頼先によって異なります。キャラクターデザイン料と完成立ち絵の料金が別になっている場合があるため、納品範囲を確認してください。

三面図は最初から必要ですか?

必須ではありません。衣装の前後を詳しく共有したい場合や、将来複数の制作者へ依頼する場合に検討します。

通常の立ち絵をLive2Dで動かせますか?

後から加工できる場合もありますが、そのまま希望どおりに動かせるとは限りません。

パーツ分けや、元の絵で隠れていた部分の描き足しが必要になることがあります。

将来Live2D化する場合は最初に伝えるべきですか?

最初の相談時に伝えることをおすすめします。動かす範囲や衣装の構造を考慮したデザインを相談しやすくなります。

配信者用キャラクターは商用利用になりますか?

商用利用として扱う範囲や追加料金は、依頼先によって異なります。

「商用利用です」とだけ伝えず、収益化したYouTube・Twitch配信、動画、スタンプ、グッズなど、具体的な使い方を伝えてください。

別の絵師へ衣装差分やスタンプを依頼できますか?

契約や利用規約によって異なります。元のキャラクターデザインを第三者へ共有し、追加制作や改変を依頼してよいか確認してください。

Live2DモデラーへPSDを渡してもよいですか?

第三者への共有が契約や利用規約で認められているか確認してください。

キャラクターの著作権は誰のものですか?

契約内容によって異なります。制作費を支払っただけで、完成したデザインやイラストの著作権が依頼者へ自動的に移るとは限りません。

SKIMAを初めて利用する方へ

SKIMAでは、配信活動に使用するオリジナルキャラクター、立ち絵、Live2D用イラストなどを制作しているクリエイターを探せます。

2026年8月時点では、招待リンクから新規登録し、所定の条件を満たすと、3,000円以上の取引・商品で使える1,000円分クーポンなどの招待特典が案内されています。

1,000円クーポンを受け取ってSKIMAで配信者用キャラクターを依頼する

※招待特典の内容や利用条件は変更される場合があります。登録・利用時にSKIMA公式サイトで最新の条件をご確認ください。

※この招待リンクを経由して所定の条件を満たした場合、絵師ナビにもSKIMA内の紹介特典が付与されます。絵師ナビはSKIMAの公式運営・関係者ではありません。

まとめ

配信者用のオリジナルキャラクターは、配信を始めるための必須条件ではありません。

顔出しをしない活動や、配信、動画、SNSの印象をそろえたい場合に役立つ選択肢です。

最初に決めたいのは、本人の分身・演じるキャラクター・マスコットのどれにするかと、どこで使用するかです。

静止画として使う場合はキャラクターデザインと立ち絵、Live2Dで動かす場合はパーツ分けイラストとモデリングなど、必要な制作工程が変わります。

今回確認したSKIMAの公開商品でも、通常立ち絵系は中央10,000円、Live2D用パーツ分けイラストは中央50,000円、モデリングのみは中央40,000円、一括制作は中央80,000円と、制作範囲によって価格差がありました。

公開価格だけで判断せず、キャラクターデザイン、立ち絵、パーツ分け、モデリングのどこまで料金に含まれているかを確認してください。

絵師へ相談するときは、配信内容、キャラクターの役割、必須要素、使用場所、将来の展開、予算、納期、利用範囲を具体的に伝えましょう。

また、スタンプ、グッズ、Live2D化、別の絵師やモデラーへのデータ共有を考えている場合は、その可能性も依頼時に伝え、必要な利用許諾を確認してください。