制作者とVTuber、両方の視点を制作に|Live2Dモデルを手がけるNEKOMAさんインタビュー

インタビュー

イラストレーター・デザイナー・Live2Dモデラーとして、VTuber・VLiver向けのモデル制作を中心に活動するNEKOMAさん。

イラストやキャラクターデザインに加え、パーツ分けからLive2Dモデリング、動く背景、配信素材・アセットまで幅広く手がけています。

さらに「音狛ねこ」名義では自身もVTuberとして活動。制作する側だけでなく、実際にモデルや配信素材を使う側の視点も現在の仕事へ生かしているといいます。

今回は、Live2Dに惹かれたきっかけ、キャラクターの魅力をデザインや動きへ落とし込むための工夫、VTuberとして活動することで見えてきたこと、依頼者との制作の進め方などについて伺いました。

NEKOMAさんのプロフィール

活動名: NEKOMA
活動内容: イラスト制作、デザイン、Live2Dモデル制作、VTuber活動
得意な制作: VTuber・VLiver向けLive2Dモデル、キャラクター・衣装デザイン、パーツ分けイラスト、配信素材・アセット、動く背景
使用ソフト: CLIP STUDIO PAINT、Live2D Cubism Editor
制作環境: Wacom Intuos、Logicool周辺機器、iiyama・EIZOのモニター
VTuber名義: 音狛ねこ
X:活動を見る
作品ギャラリー:Xfolio
YouTube:チャンネルを見る
リンク集:lit.link
リクエスト:Skeb

NEKOMAさんの活動内容やプロフィール、依頼に関する情報をまとめて確認したい方は、プロフィールページをご覧ください。

個人からの依頼も受け付けていますが、受付状況や着手可能時期は変更される場合があります。最新情報は公式サイトやXfolioをご確認ください。なお、現在は個人からのLive2Dモデル制作の依頼を受け付けていません。

VTuber・VLiver向けLive2Dモデル制作に力を入れる

――現在のイラストレーター・デザイナー・Live2Dモデラーとしての活動の中で、特に力を入れている仕事や制作について教えてください。

現在、最も力を入れているのは、VTuber・VLiver向けのLive2Dモデル制作です。

ご依頼による制作はもちろん、自主制作にも取り組んでおり、より高品質な表現を目指して日々研究と技術研鑽を続けています。

Live2Dは2Dでありながら、まるで3Dのような立体感や自然な動きが表現できることも大きな魅力です。

また、Live2Dはソフトウェアの開発が活発に進められており、新しい機能や表現方法が次々と追加されています。常に最新の技術を学び続けることは決して簡単ではありませんが、その分、自分の表現の幅がどんどん広がっていく実感があり、とてもやりがいを感じています。

VTuber・VLiverというコンテンツも含め、「どうやって作っているんだろう?」「本当に2Dなの?」と驚いていただけるような表現を追求できる、その奥深い世界に魅了され、日々制作に向き合っています。

NEKOMAさんが手がけた音狛ねこの立ち絵

NEKOMAさんが手がけたVTuberモデルの制作例

紙と鉛筆から始まり、イラスト・デザイン・Live2Dの世界へ

――イラストを描き始めたきっかけと、依頼を受けて活動するようになるまでの経緯を教えてください。イラストに加えて、デザインやLive2D制作へ活動の幅を広げたきっかけもお聞かせください。

絵を描くのが好きになったのは保育園の頃です。当時夢中になっていたうさぎを何枚も描いていたことを、今でも保育園の頃の強いエピソードとして覚えています。

人物を描くようになったのは小学生の頃でした。かなり厳しい両親だったので、当時は娯楽が多くなかったこともあり、「紙と鉛筆があれば遊べる」と夢中で絵を描くようになりました。

そうして描き続けていくうちに、中学生になる頃にはイラストレーターになることが夢になっていました。一度はその夢を諦めて就職しましたが、絵を描くこと自体が好きだったため、仕事をしながらも制作は続けていました。

ご依頼を受けるようになったきっかけは、SNSのフォロワーさんから「アイコンを描いてほしい」と声をかけていただいたことです。

その時はまだ用意がなくお断りしましたが、「自分のイラストには価値を感じてくださる方がいるんだ」と気づく大きな出来事でした。

それを機に、依頼を受けるために必要な知識や制作環境について学び始め、本格的に活動をスタートしました。

デザインの仕事を始めたきっかけは、友人からチームTシャツのデザインを依頼されたことです。

当時はかなり苦戦しながら制作しましたが、イラストとは異なる「目的を伝えるデザイン」の面白さを知ることができました。

同時に、依頼者様の意図やイメージを正確に汲み取り、形にすることの難しさも実感し、現在の制作にもつながる貴重な経験となりました。

Live2D制作との出会いは、ある有名VTuber事務所に所属するVTuberさんの3Dお披露目ライブを偶然視聴したことでした。

当時はVTuberやLive2Dという文化自体を知らなかったのですが、「こんな世界があるのか!」と強い衝撃を受け、「自分もこんなモデルを作ってみたい」と思ったことが制作を始めるきっかけとなりました。

最初は失敗の連続で、髪の毛が思わぬ方向へ伸びてしまうなど、何度も挫折しかけました(笑)。

それでも試行錯誤を重ね、初めて自分の作ったモデルが自然に動いた瞬間の感動は今でも忘れられません。

その経験から、「もっとこの世界を知りたい」「もっと表現できるようになりたい」という思いが強くなり、現在も技術を磨き続けています。

長く成長させ続けているFuiさんのLive2Dモデル

――これまでに制作した中で、自信作や特に思い入れのある作品を教えてください。その作品を選んだ理由や、ご自身で特によく表現できたと感じる部分もお聞かせください。

思い入れのある作品は、VTuberのFuiさんのLive2Dモデルと、動くお部屋背景です。

現在もさまざまな制作を担当させていただいていますが、パーツ分けイラストからLive2Dリギングまで一貫してご依頼いただいたのはFuiさんが初めてでした。

まだ経験が浅い頃にもかかわらず、制作を信頼してお任せいただけたことを今でもとても感謝しています。

動くお部屋背景を制作したのも、この作品が初めてでした。

もともと背景を描くことは得意なほうでしたが、「人が暮らしている空間」を見た人が感じられることを特に意識して制作しました。

例えば、本をあえて逆向きに並べたり、使用頻度の高い物は手前に少し出して斜めに置いたりと、整いすぎた部屋ではなく、「この部屋の持ち主は普段こんなふうに過ごしているのかな」と想像できるような生活感のある空間づくりを心掛けました。

Live2Dならではの動きも加えることで、奥行きや空気感まで表現できた作品になったと感じています。

また、FuiさんのLive2Dモデルは、現在もブラッシュアップやアップデートを続けています。

当時の自分にできる精一杯の表現を形にしたモデルでしたが、技術の向上に合わせて少しずつ改良を重ねています。

同じモデルに長く向き合い、成長させていけることもLive2D制作の魅力の一つだと感じていますし、時間をかけて関わり続けることで、作品への思い入れもより深くなっています。

FuiさんのYouTubeチャンネル
FuiさんのYouTube:チャンネルを見る

NEKOMAさんが手がけたFuiさんの立ち絵

NEKOMAさんが手がけたFuiさんの動くお部屋背景

NEKOMAさんが手がけたFuiさんのイラスト

質感と光・影から広げる「ほの暗い童話」の世界

――プロフィールでは、「重厚で繊細、ほの暗い童話のような世界観」を表現することが得意と紹介されています。そうした世界観を作るために、光と影、構図、質感などで意識していることを教えてください。

作品作りでは、特に質感を大切にしています。

重さや柔らかさ、触れた時の感触まで想像できるような表現を意識し、素材ごとの違いや空気感を丁寧に描くことを心掛けています。

構図を決めることは、実は今でも試行錯誤の多い部分です。

何枚もラフを描き、その中から一番魅力的に見えるものを選ぶことが多いです。

以前は感覚的に描くことが多かったのですが、現在は画面内のバランスや情報量、各要素の配置なども意識するようになり、より深く考えながら制作するようになりました。

光と影は、画面構成において非常に重要な要素だと考えています。

特に好きなのは、影によって画面内に存在しないものまで表現できるところです。

画面内に落ちる影から、そこには描かれていない物や空間を感じ取ってもらうことで、限られたキャンバスの中でも世界を広げられると感じています。

制作する際に「この影の先には何があるのだろう」と想像を膨らませることも、楽しみの一つです。

以前は、ほの暗く退廃的な雰囲気の作品を描くことが多かったのですが、VTuber・VLiverさんの制作に携わるようになってからは、明るさや華やかさなど、自分の中になかった表現にも挑戦できるようになりました。

今では、自分の得意とする世界観を大切にしながら、より幅広い表現を楽しんでいます。

NEKOMAさんが手がけた創作イラスト

その人だからこそ似合う表現を考える

――女性や男性を描く際、表情、顔立ち、ポーズ、シルエットなどで意識して描き分けている部分はありますか。

女性を描く際は、柔らかさやしなやかさを特に意識しています。

胸や太ももなど、肉感のある表現を描くことも好きですが、女性の魅力は身体の丸みや柔らかなラインにあると考えています。

そのため、見た時に「触れたら柔らかそう」と感じてもらえるような質感や雰囲気づくりを大切にしています。

一方で、男性を描く際は、角(かど)や骨格の強さを意識しています。

しっかりとした体格やスタイリッシュな印象を出すことを心掛け、女性を描く時とはまた違った表現になるようにしています。

塗り方も男性の場合は、あえて少しざっくりとしたタッチを残すことが多いです。

ポーズについても、女性は女性らしい柔らかな動き、男性は男性らしい力強さや存在感を意識しています。

ただし、VTuber・VLiverさんのご依頼で制作する場合は、単純に性別ごとの特徴だけでなく、その方自身の魅力を表現することも大切にしています。

実際に配信を拝見し、話し方や雰囲気、好きなものなどを知った上で、「その方だからこそ似合う表現は何か」を考えながら制作しています。

その人ならではの要素を作品の中に少しでも盛り込むことを、いつも意識しています。

NEKOMAさんが手がけたイラスト

NEKOMAさんが手がけたイラスト

長く愛着を持って使えるキャラクターデザインを

――キャラクターや衣装をデザインする際、人物の性格、物語、活動内容などを、見た目へどのように落とし込んでいますか。また、デザインの印象と実際の使いやすさを両立するために大切にしていることがあれば教えてください。

ご依頼のキャラクターや衣装デザインでは、まずその方が求めている雰囲気や方向性を丁寧にヒアリングすることを大切にしています。

例えば「ゴシックな衣装にしたい」というご希望があった場合でも、単にゴシックという要素だけでまとめるのではなく、どのような雰囲気にしたいのかを考えながら、複数の衣装案や髪型案を提案します。

その中から気に入っていただいた要素を組み合わせたり、調整を重ねたりすることで、その方らしいデザインへ仕上げていきます。

ご依頼いただいた作品では、自分の好みを押し出すのではなく、ご本人の好きなものや活動の雰囲気をできる限り汲み取り、長く愛着を持って使っていただけるデザインにすることを意識しています。

自主制作の場合は、キャラクターのバックボーンを考えるところから始めることが多いです。

どんな人生を歩んできたのか、どのような性格なのかを想像し、それを表情や衣装、雰囲気に落とし込んでいきます。

自分自身の考え方や経験が少し混ざることも多いのが、自主制作ならではの面白さだと感じています。

また、Live2Dモデルとして制作する場合は、イラストとして完成させるだけではなく、「どのように動かすか」まで考えながらデザインしています。

パーツ分けやリギングのしやすさ、動いた時の見え方を意識する必要があるため、常にLive2Dで動くことを前提に制作しています。

モデルに自然に馴染むVTuber向けアセット

――ハンドアセットやマイク、配信部屋、小物など、VTuber・配信者向けのアセットも数多く制作されています。キャラクターらしさを残しながら、配信画面で使いやすく、魅力的に見えるデザインにするために意識していることを教えてください。

ハンドアセットやマイクなど、Live2Dモデルに使用するアセット制作では、キャラクターとの親和性を特に大切にしています。

実際にモデルへ合わせた時に不自然にならないこと、元々そのキャラクターが持っていたかのように馴染むことを目標に、線の太さや色味、質感など細かな部分まで調整しています。

もちろんデザイン性も重要ですが、アセット単体で目立つのではなく、モデルと組み合わせた時に自然に魅力を引き出せることを意識しています。

過去には無料配布のアセット制作にも力を入れていました。

当時はさまざまなアイデアを形にすることが楽しく、Live2Dモデル用アセットならではの「限られたレイヤーの中で、どれだけ多くの表現ができるか」という部分に魅力を感じていました。

特に「画像1枚だけで表現する」という自分なりの制限を設け、特別な技術がなくても誰でも簡単に使えて、可愛く見える素材を作ることを目標に制作していました。

少ない情報から立体感や奥行きを感じさせる表現を考えることは、とても楽しく、現在の制作にも活かされている経験だと感じています。

現在は主にご依頼での制作を行っていますが、これまでアセット制作で培った「自然に馴染ませる」「使う人が扱いやすいものにする」という考え方は、現在の制作でも大切にしています。

NEKOMAさんが手がけたVTuberアセット

「動いた時」の見え方から逆算するLive2D制作

――Live2Dでは、パーツ分けイラスト、モデリング、新衣装、動く一枚絵、配信用アニメーションなど、幅広い制作をされています。動いたときの見え方を考えながらイラストやデザインを作る際、通常の一枚絵とは異なる考え方や工夫がありますか。

Live2D制作には、決まった正解のパーツ分けというものはありません。

強いて言えば、完成したモデルがどれだけ自然に動き、見た人に違和感なく感じてもらえるかが一つの答えだと考えています。

その点では、イラスト制作にも通じる部分があると感じています。

どれだけ工程や技術にこだわっていても、最終的には完成した作品を見た時にどれだけ魅力的に感じてもらえるかが大切なのだと思います。

通常の一枚絵では完成した状態での見え方を重視しますが、Live2Dでは「動いた時にどう見えるか」「どの部分が見えるようになるか」まで想像しながら制作する必要があります。

例えば、髪や衣装が動いた時に隠れていた部分が見えることもあるため、どのように奥行きを作り、自然に見せるかを常に考えています。

制作中は常にリギングする時のことを意識していますが、実際に動かしてみると想像通りにならないこともあります。

その場合はパーツを描き直したり、調整を重ねたりしながら、表現したい部分を妥協せず完成を目指しています。

また、細かな部分までこだわって制作したいという思いが強く、イラスト制作とLive2D制作を別々の工程として考えるのではなく、どのように動かしたいかを理解した上で、デザイン・イラスト・モデリングまで一貫して制作することも大切にしています。

それにより、自分が表現したい魅力をより自然にモデルへ落とし込めると考えています。

また、個人的には靴の制作が特に好きで、動いた時に自然に見える足元の表現にもこだわっています。

特にカカト部分は、正面から見た時だけでなく、動きによって角度が変わった時にも違和感が出ないよう、日々研究と工夫を重ねています。

NEKOMAさんが手がけた靴のモデル

VTuber「音狛ねこ」として知った使う側の視点

――「音狛ねこ」名義でVTuberとして活動している経験は、イラストやLive2D、配信素材を制作する際にどのように生かされていますか。実際に配信や活動で素材を使う側になったことで、見方が変わったことがあれば教えてください。

「音狛ねこ」としてのVTuber活動は、自分自身の成長記録であると同時に、実際に活動することでVTuber・VLiverさんの視点に近づくための大切な経験になっています。

そのため、活動のすべてが現在の制作に活かされていると感じています。

実際に配信活動をしてみることで、活動者ならではの悩みや「こういうものがあったら便利なのに…」という部分に気づけるようになりました。

例えば、「おはようVTuber」というタグでは、毎朝写真を投稿される方も多いですが、毎日違う写真を用意することは意外と大変です。

そういった場面で、かわいいアセットや素材を活用することで、少しでも負担を減らしながら楽しく活動できるのではないかと考えています。

自分自身が実際に経験することで、「ここが大変だな」「こういうものがあれば便利だな」と気づくことができ、それが制作のヒントになっています。

使用する側の目線を持つことで、より実用的で、かゆいところに手が届くような素材作りにつながっていると感じます。

また、OBSなど配信に必要なツールを実際に使用していることで、配信環境や設定についても理解が深まりました。

その経験から新しいアイデアが生まれることもありますし、素材の使い方を説明する際にも、自分の経験をもとに案内できるようになりました。

実際に使うことで初めて分かることも多く、制作者でありながら利用者でもある視点を持てることは、自分の大きな強みだと感じています。

「とにかく描く」ことで言葉にならないイメージを探る

――依頼者からいただいたキャラクター設定や参考資料を確認する際、求められている雰囲気や、言葉だけでは表しにくいイメージをどのように整理し、制作へ落とし込んでいますか。

「とにかく描きます!」

まずは手を動かして、頭の中にあるイメージを形にしながら可能性を探ることを大切にしています。

言葉や参考資料だけでは表現しきれない雰囲気も多いため、複数のラフやデザイン案を制作し、その中で方向性を探っていきます。

その過程で、自分らしいデザインや「こういう表現も似合うのではないか」という提案を少しずつ加えていきます。

時には、最初にいただいたイメージとは異なる案を気に入っていただけることもあります。

案を出すこと自体に制限はないので、思いついた可能性は積極的に形にして提案するようにしています。

また、やり取りを重ねる中で、文章の雰囲気や言葉選びから「こういうものがお好きなのではないか」「こういう方向性が合いそうだな」と感じることがあります。

資料に書かれている情報だけではなく、依頼者様自身から伝わる空気感も大切な要素として、デザインに落とし込むようにしています。

以前、初めてデザインのご依頼をいただいた際には、「何か違う」という言葉をきっかけに、最終的に100枚ほどラフ案を制作した経験もあります。

当時は初めての依頼だったこともあり、かなり力業ではありましたが、良いものを作るためには発想力だけでなく、試行錯誤を続ける体力も必要だと感じました。

同時に、ただ数を増やすだけではなく、限られた条件の中で方向性を整理し、より良い案へ絞り込んでいくことの大切さも学んだ経験です。

CLIP STUDIO PAINTとLive2D Cubism Editorを使い分ける制作環境

――普段使用しているソフトや機材など、現在の制作環境を差し支えない範囲で教えてください。イラスト、デザイン、Live2D制作など、作業内容に応じてソフトを使い分けている場合は、その方法や気に入っている機能もお聞かせください。

イラスト制作では「CLIP STUDIO PAINT」を使用しています。

長く愛用しているソフトで、豊富なブラシや描画機能、細かな調整ができる点が気に入っています。

また、CLIP STUDIO PAINT自体も日々アップデートされており、クリエイターにとって嬉しい機能が次々と追加されていく点も魅力に感じています。

Live2Dモデルや動く背景などの制作は、すべて「Live2D Cubism Editor」で行っています。

ペンタブレットはWacomのIntuosを使用しており、その他の作業環境ではLogicoolの周辺機器を使用しています。

マウスはLive2D制作で使用頻度が高く消耗しやすいため、気軽に交換できるものを選びつつ、静音性や軽さなど、長時間作業でも負担になりにくいものを重視しています。

モニターは現在iiyamaを使用していますが、より正確な色表現を追求するため、最近EIZOのカラーマネージメント液晶モニターも導入しました。

まだ使いこなしている途中ではありますが、作品の色や質感をより正確に確認できる環境を整えることで、より良い作品制作につなげていきたいと考えています。

また、より良いモデル制作環境を整えるため、PCも買い替えました。

現在はまだデータ移行の途中ですが、新しい環境でさらに表現の幅を広げられるよう準備を進めています。

初めてのVTuberモデル依頼は「どんな活動をしたいか」から

――VTuber用イラストやLive2Dモデル、配信素材などを初めて依頼する方が、相談前に決めておくとよいことや、最初に伝えてもらえると制作が進めやすい情報があれば教えてください。

VTuberモデルをご依頼いただく場合は、まず「どのような活動をしたいのか」「どんな雰囲気のキャラクターになりたいのか」を考えておくことが大切だと思います。

実際に自分のモデルを一番長く見て、愛着を持って活動していくのはご本人なので、どんな配信をしたいのか、どんなキャラクターとして活動したいのかはとても重要な部分です。

もちろん、最初からすべてを決める必要はありません。

まだイメージが固まっていない場合は、そのことを最初に伝えていただき、クリエイターと相談しながら一緒に方向性を考えていくことも良い方法だと思います。

また、可能であれば実際に活動を始めてみることもおすすめです。

活動する中で、自分が好きな配信の雰囲気や、自分らしい表現が少しずつ見えてくることもあるため、それをもとに必要なモデルや素材を考えていくのも良いと思います。

配信素材を制作する際は、キャラクターのバックボーンや、その方らしさを特に大切にしています。

そのため、好きなものや趣味、普段使っているアイテム、取り入れたいモチーフなどは、できるだけたくさん教えていただけると嬉しいです。

例えば、ピザが好きならピザの小物を置いたり、猫が好きなら猫のアイテムを取り入れたりすることで、視聴者さんが「これは〇〇ちゃんらしいアイテムだ」と感じられるような、その人だけの空間を作ることができます。

情報が多ければ多いほど、その方らしさを表現するためのヒントになります。

早い段階でラフを共有して完成イメージをすり合わせる

――依頼の相談を受けてから完成・納品まで、普段はどのような流れで制作を進めていますか。また、制作途中の確認や修正対応など、完成まで認識のずれを防ぐために大切にしていることを教えてください。

制作の流れとしては、ヒアリング、ラフ制作、制作、確認・修正、納品という形で進めています。

ご依頼をいただいた際は、まずヒアリングを行い、完成イメージやご希望の方向性を確認することを大切にしています。

イラスト制作の場合は、できるだけ早い段階で大まかなラフをお渡しするようにしています。

実際のラフを見ることで、私がどのような雰囲気の作品を制作できるのか、完成時のイメージを共有しやすくなるためです。

また、ご相談やご検討の段階でも、方向性を考える中でラフ案が思いついた場合は共有させていただくことがあります。

実際のイメージを見ていただくことで、より具体的にご検討いただけると考えているためです。その時点でご依頼を見送られる場合も、もちろん問題ありません。

ラフの段階では、お互いの認識の違いにも気づきやすくなります。

例えば、希望されている雰囲気や方向性と少し違っていた場合でも、早い段階で修正できるため、その後の制作をよりスムーズに進めることができます。

Live2Dモデル制作の場合も同様に、まずキャラクターラフを早めに共有し、そこから衣装や髪型、細かなデザインなどを少しずつ調整していきます。

新たなアイデアをご提案することも含め、完成まで細かなすり合わせを重ねることを意識しています。

制作中は、確認したい点があればその都度ご連絡し、修正にもできるだけ迅速に対応するよう心掛けています。

こまめな確認とスピード感のあるやり取りを大切にすることで、完成時のイメージのずれを防ぎ、より満足していただける作品につながると考えています。

また、修正回数やラフ確認の段階など、制作の流れをあらかじめ決めておくことで、依頼者様と制作者の双方が安心して進められる環境づくりを大切にしています。

今後は歌ってみた動画などの「動くイラスト」に挑戦

――今後挑戦したい制作や活動、目標を教えてください。あわせて、NEKOMAさんへの依頼を検討している方や、作品を見てくださっている読者へメッセージをお願いします。

今後は、歌ってみた動画などで使用される動くイラスト制作にも挑戦していきたいと考えています!

自分のイラストが、動きや演出、ロゴなどの要素と組み合わさることで、どのような表現になるのかにとても興味があります。

イラスト・Live2D・アニメーションの技術を活かし、より幅広い表現に挑戦していきたいです。

ご依頼をご検討いただいている皆さまには、安心してご相談いただけるよう、事前の説明やヒアリングを大切にしています。

まずはお気軽にメールでご相談ください。

作品のクオリティも日々向上できるよう技術を磨き続けており、これまで制作したことのない表現にも積極的に挑戦しています。

サンプルに掲載していない内容でも、可能な限りご希望に寄り添えるよう考えますので、ぜひ一度ご相談いただければ嬉しいです。

VTuber・VLiverとして活動される皆さまと一緒に、その方らしい魅力を形にし、活動をより楽しく彩るお手伝いができればと思っています。

NEKOMAさんに依頼する方法

NEKOMAさんは、VTuber・VLiver向けのLive2Dモデル制作を中心に、イラスト、キャラクター・衣装デザイン、配信素材・アセット、動く背景など幅広い制作を手がけています。

なお、現在は個人からのLive2Dモデル制作の依頼は受け付けていません。その他の受付内容や着手可能時期はXfolioなどで最新情報をご確認ください。

作品や活動、依頼に関する最新情報は、以下をご確認ください。

X:活動を見る
作品ギャラリー:Xfolio
リクエスト:Skeb
リンク集:lit.link
YouTube:チャンネルを見る

絵師ナビ編集部より

絵師ナビでは、VTuber向けイラストやLive2Dモデルを依頼する際に知っておきたい内容や、依頼前に準備しておきたい情報について解説しています。初めて依頼する方は、ぜひあわせてご覧ください。

VTuberイラストを依頼する方法
イラスト依頼で伝えること

依頼の受付状況や料金、納期、対応可能な制作内容などの条件は変更される場合があります。最新情報は、NEKOMAさんのXfolioやSNS、依頼案内をご確認ください。