イラスト依頼の修正は何回まで?無料回数と追加料金の注意点

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イラストを依頼するとき、

「修正は何回までお願いしていいの?」
「何度も直してもらうのは失礼?」
「追加料金はいつからかかる?」

と悩む人も多いのではないでしょうか。

イラスト依頼の修正回数には、業界共通の決まりがあるわけではありません。ただし、個人のイラストレーターへの依頼では、無料修正を1〜3回程度に設定し、それを超える修正には追加料金がかかるケースがよく見られます。

なかでも、ラフ段階の修正を2回程度まで基本料金に含める形式は、比較的わかりやすい設定です。一方で、修正回数だけでなく「どの工程で、どこまで直せるか」も確認しなければなりません。

この記事では、イラスト依頼における修正回数の目安や、追加料金が発生しやすいケース、トラブルを防ぐ確認方法を解説します。

修正料金を含め、依頼全体にかかる費用を知りたい方は「イラスト依頼の相場はいくら?用途別の料金目安と費用が変わる理由」もあわせてご覧ください。

イラスト依頼の修正回数は何回まで?

イラスト依頼の修正回数は、イラストレーターごとに異なります

よく見られる条件は、次のようなものです。

  • ラフ段階の修正は2回まで無料
  • 修正は合計3回まで基本料金に含む
  • ラフ段階であれば回数制限なし
  • 1回目から修正料金が発生する
  • 清書後の修正は原則不可
  • 規定回数を超えた場合は追加料金が発生する

公開されている料金表や出品ページを見ると、「ラフ段階は2回まで」「合計3回まで」「回数制限なし」など条件はさまざまです。これは市場全体の統一ルールではなく、依頼先ごとの契約条件です。

そのため、「一般的に何回までか」だけで判断せず、依頼する相手の料金表や利用規約を確認することが重要です。

目安は1〜3回程度

公開されているイラスト制作サービスを見ると、無料修正を1〜3回程度に設定している例があります。ただし、修正回数や無料で対応する範囲は依頼先によって異なり、回数無制限としているケースもあります。

依頼前に、無料で修正できる回数だけでなく、「どの段階まで修正できるか」「大幅な描き直しも対象になるか」「回数を超えた場合の追加料金」まで確認しておくことが大切です。

特に多いのが、次のような流れです。

  1. ラフを確認する
  2. 構図やポーズを修正してもらう
  3. 修正版のラフを確認する
  4. 必要に応じて細部を調整する
  5. 清書へ進む

修正を2回までに設定しているイラストレーターの例もありますが、これはすべての依頼に共通するルールではありません。

料金だけを見て依頼するのではなく、見積もりの段階で「無料修正が何回含まれているか」を確認しましょう。

修正回数はどのように数える?

修正回数をめぐるトラブルで特に注意したいのが、1回の数え方です。

たとえば、依頼者が次の3点をまとめて伝えたとします。

  • 髪を少し長くしてほしい
  • 目の色を青に変えてほしい
  • 右手の位置を下げてほしい

これらを一度の連絡で伝えた場合、通常は「修正1回」と扱われることがあります。

一方、次のように小分けにして連絡すると、3回と数えられる可能性があります。

  1. 髪を長くしてもらう
  2. 修正版を見てから目の色を変えてもらう
  3. さらに右手の位置を直してもらう

ただし、数え方もイラストレーターによって異なります。

「修正箇所の数」で数えるのか、「修正内容をまとめて送った回数」で数えるのか、契約前に確認しておくと安心です。

修正をお願いしやすいのはラフ段階

イラストの修正は、基本的にラフ段階でまとめて伝えることが大切です。

ラフとは、完成前に構図・ポーズ・表情・配置などを確認するための下描きを指します。

ラフ段階であれば、線画や着色が完成した後に比べて修正作業の負担が小さくなります。

ラフで確認しておきたい主な項目は、次のとおりです。

  • キャラクターのポーズ
  • 顔の向き
  • 表情
  • 髪型
  • 衣装
  • 構図
  • 背景の配置
  • 小物の位置
  • 全体の雰囲気

この段階で方向性を固めておけば、清書後の大幅な修正を防げます。

完成後の修正は追加料金になりやすい

ラフの承認後や完成後に大きな変更を依頼すると、追加料金がかかる可能性が高くなります。

たとえば、次のような変更です。

  • キャラクターのポーズを変える
  • 構図を最初から作り直す
  • 衣装を別のデザインにする
  • キャラクターを追加する
  • 背景を全面的に描き直す
  • 昼の場面を夜の場面に変える
  • 縦長のイラストを横長に変更する

これらは一部分を微調整するのではなく、すでに描いた部分を大幅に作り直す作業です。

イラストレーターによっては、修正回数が残っていても、大幅な変更は別料金になることがあります。

「2回まで無料」と書かれていても、どのような修正でも無料で対応してもらえるとは限りません。

追加料金が発生しやすいケース

イラスト依頼で追加料金が発生しやすいのは、主に次のケースです。

無料の修正回数を超えた

「2回まで無料」と決められている場合、3回目以降の修正には追加料金が発生する可能性があります。

追加料金の金額は、1回ごとの定額制や作業時間に応じた見積もりなど、イラストレーターによって異なります。

ラフ承認後に大幅な変更を依頼した

一度「この内容で問題ありません」と承認したあとに、構図やポーズを変更すると、描き直しが必要になります。

無料回数が残っていても、別料金になる場合があるため注意しましょう。

最初に伝えていなかった要素を追加した

当初の依頼内容になかった人物・小物・背景などを追加する場合は、修正ではなく「追加制作」として扱われる可能性があります。

たとえば、人物1人の依頼だったにもかかわらず、途中からペットや武器を追加してもらうケースです。

依頼者側の都合で仕様を変更した

使用媒体や画像サイズ、衣装、キャラクター設定などを途中で変更した場合も、追加料金が発生することがあります。

後から変更する可能性がある事項は、依頼前にできるだけ整理しておきましょう。

イラストレーター側のミスも修正回数に含まれる?

依頼時に伝えた内容と明らかに異なる場合は、通常の修正回数とは別に対応してもらえることがあります。

たとえば、次のようなケースです。

  • 指定した髪の色と違う
  • 左右を間違えている
  • 指定した小物が描かれていない
  • 合意したラフと完成品が大きく異なる
  • 指示書に書いた内容が反映されていない

こうした場合は、依頼者による希望変更ではなく、当初の依頼内容に合わせるための訂正と考えられます。

ただし、無料対応になるかどうかは契約内容によります。

責めるような伝え方は避け、最初に送った資料やメッセージを示しながら確認しましょう。

修正回数を減らす5つのポイント

修正回数を減らすには、制作が始まってから細かく指示するのではなく、依頼前の準備を充実させることが効果的です。

1.使用目的を明確にする

まずは、イラストを何に使用するのか伝えます。

  • SNSアイコン
  • YouTubeのサムネイル
  • 配信用の立ち絵
  • Webサイト
  • 広告
  • グッズ
  • プレゼント

使用目的によって、適切な構図・サイズ・解像度・ファイル形式が変わります。

2.希望を具体的に伝える

「かわいい感じ」「かっこいい雰囲気」だけでは、人によって受け取り方が異なります。

次のように、できるだけ具体的に伝えましょう。

  • 明るく元気な印象
  • 淡い色を使った柔らかい雰囲気
  • 暗い背景で緊張感を出したい
  • 子ども向けで親しみやすい印象
  • 高級感のある落ち着いた配色

3.参考画像を用意する

イメージに近い参考画像があれば、言葉だけで説明するよりも認識を合わせやすくなります。

ただし、別のイラストレーターの作品をそのまま再現するよう求めるのは避けましょう。

参考画像は、ポーズ・配色・服装・雰囲気など、どの部分を参考にしてほしいのか明記することが大切です。

4.修正内容をまとめて送る

修正箇所を見つけるたびに送るのではなく、全体を確認してから一度にまとめます。

箇条書きや画像への書き込みを使うと、修正箇所が伝わりやすくなります。

5.ラフを丁寧に確認する

ラフ確認時には、単に「大丈夫です」と返すのではなく、完成後に変更しにくい部分を重点的に確認しましょう。

特に構図・ポーズ・表情・衣装・髪型は、清書前に確定させることが重要です。

依頼前に確認したい修正条件

イラストを依頼する前に、最低限、次の項目を確認しましょう。

  • 無料修正は何回までか
  • 修正1回をどのように数えるか
  • 修正できる工程はどこまでか
  • ラフ承認後も修正できるか
  • 大幅な変更は別料金か
  • 規定回数を超えた場合の料金
  • イラストレーター側のミスは回数に含まれるか
  • 修正によって納期が延びる可能性があるか

修正作業が増えると、料金だけでなく納期にも影響する可能性があります。

急ぎの依頼では、修正可能な回数とあわせて、最終確認の期限も相談しておきましょう。

修正回数を確認する例文

依頼前に修正条件を確認するときは、次のように伝えられます。

お見積もりありがとうございます。
依頼前に、修正対応について確認させてください。
基本料金には、修正が何回まで含まれていますでしょうか。
また、ラフ承認後の修正や、規定回数を超えた場合の追加料金についても教えていただけますと幸いです。

料金表に修正条件が書かれている場合は、読んだうえで認識が合っているか確認します。

料金表では、ラフ段階の修正は2回まで無料と拝見しました。
複数箇所の変更を一度にまとめてお伝えした場合は、修正1回として数える認識で合っていますでしょうか。

修正を依頼するときの例文

修正をお願いするときは、感覚的な表現だけでなく、変更箇所と希望内容を具体的に伝えます。

修正回数だけでなく、用途・予算・納期などを含めた最初の連絡文を作りたい方は「絵師に依頼するDMの送り方|コピペできる例文・必要項目」もご覧ください。

ラフをご共有いただき、ありがとうございます。
全体の雰囲気はイメージどおりです。
恐れ入りますが、以下の3点について修正をお願いできますでしょうか。

1.表情を、現在より少し明るい笑顔にする
2.右手を腰ではなく、顔の横に上げる
3.ジャケットの色を黒から紺色に変更する

参考になる画像も添付いたします。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

気に入っている部分も最初に伝えると、「全体を作り直してほしい」のではなく、指定箇所のみを調整してほしいことが伝わりやすくなります。

何度も修正を頼むのは失礼?

契約で認められた範囲内で、必要な修正をお願いすること自体は失礼ではありません。

ただし、次のような頼み方は相手の負担を増やします。

  • 修正内容を小分けにして何度も送る
  • 一度承認した内容を繰り返し変更する
  • 最初の依頼内容になかったものを無料で追加してもらう
  • 「なんとなく違う」だけで具体的な希望を伝えない
  • 追加料金が必要な作業を無料で求める
  • 完成後に構図を全面的に変えてもらう

大切なのは、遠慮して修正を諦めることではなく、契約内容を守りながら、必要な変更をわかりやすく伝えることです。

修正回数無制限なら何度頼んでもよい?

「修正回数無制限」と書かれていても、依頼内容そのものを何度でも変更できるとは限りません。

無制限の対象が、ラフ段階の微調整に限られている場合もあります。

たとえば、表情や色の調整は対象でも、構図の作り直しやキャラクターの追加は別料金になる可能性があります。

「無制限」という言葉だけで判断せず、対象となる工程と修正範囲を確認しましょう。

見積もりの相談からラフ確認、納品までの進め方を知りたい方は「イラスト依頼の方法|初めて絵師に頼む流れ・準備・注意点」も参考にしてください。

まとめ|修正回数と追加料金は依頼前に確認しよう

イラスト依頼の無料修正回数は、1〜3回程度に設定されているケースがありますが、共通の決まりはありません。

修正回数だけでなく、次の点を依頼前に確認することが大切です。

  • 無料で修正できる回数
  • 修正回数の数え方
  • 修正できる工程と範囲
  • ラフ承認後の変更条件
  • 規定回数を超えた場合の追加料金

また、構図やポーズなどの大きな変更は、できるだけラフ段階で伝えましょう。

依頼内容を具体的にまとめ、修正点を一度に伝えることで、イラストレーターの負担を抑えながら、希望に近い作品を制作してもらいやすくなります。