コテキャを作りたいと思っても、「名前から決めればいい?」「髪型や服装はどう考える?」「どこまで設定を作ればいい?」と迷うことがあります。
最初から細かなプロフィールをすべて決める必要はありません。
まずは何に使うキャラクターなのかを決め、そこから自分との関係、キャラクターの方向性、性格、外見へと順番に考えていくと整理しやすくなります。
設定がまとまったら、最後にコテキャシートへ整理しておくと、SNSで紹介したり、夢絵やイラストを依頼したりするときにも使いやすくなります。
この記事では、初めてコテキャを作る人向けに、設定から見た目、コテキャシートまでの作り方を順番に解説します。
「そもそもコテキャとは何?」という方は、先にコテキャとは?意味や夢主・オリキャラとの違いを解説した記事をご覧ください。
コテキャは何から作る?迷ったら6つの順番で考える
コテキャに決まった作り方があるわけではありません。
何も決まっていない状態から考える場合は、次のような順番で整理すると進めやすくなります。
| 手順 | 決めること |
|---|---|
| 1 | コテキャを何に使うか |
| 2 | 自分とどのような関係のキャラクターにするか |
| 3 | キャラクターの雰囲気や方向性 |
| 4 | 性格・名前などの基本設定 |
| 5 | 髪型・服装などの外見 |
| 6 | コテキャシートにまとめる |
途中で思いついた部分から決めても問題ありません。
大切なのは、最初から設定欄をすべて埋めようとするのではなく、そのコテキャを使う目的に必要な部分から決めることです。
1.コテキャを何に使うか決める
最初に決めたいのは、髪色や名前ではなく「何のためのコテキャなのか」です。
たとえば、次のような使い方があります。
- 夢絵に登場させる
- 夢小説や創作で使う
- SNSのアイコンやプロフィール画像に使う
- 創作者同士の交流に使う
- 自分の代理キャラクターとして使う
- 配信や創作活動で継続して使う
使用目的によって、必要になる設定の深さは変わります。
SNSアイコンが主な用途なら、顔まわりの特徴や髪型、イメージカラーなどが分かれば形にできる場合があります。
一方、夢絵や全身イラストに使いたい場合は、服装や体格、相手との関係性なども整理しておくと、あとでイラストにするときに伝えやすくなります。
絵師ナビでインタビューした冬空実さんも、具体的なイメージが決まっていない依頼では、どのような使い方をしたいのかが分かると提案の参考になると話しています。
キャラクターを自分で作る場合でも、「何に使うか」を最初に決めておくと、その後の設定やデザインを考える基準になります。
2.自分とコテキャの関係を決める
次に、そのコテキャを自分にどの程度近づけるか考えます。
たとえば、次のような作り方があります。
- 現実の自分に近い分身
- 理想の自分を反映したキャラクター
- 自分をもとにした創作キャラクター
- 自分とは性格や外見が異なるキャラクター
- 既存作品の世界に登場する夢主
- 自分とは切り離した創作キャラクター
どの作り方が正しいというものではありません。
「自分そのものに近いのか」「自分をもとにしたキャラクターなのか」「自分とは別の創作キャラクターなのか」を一度考えておくと、その後の性格や見た目を決めやすくなります。
なお、コテキャ・夢主・オリキャラには、公的に統一された明確な境界があるわけではありません。実際の使われ方では重なることもあります。
詳しい意味や違いについては、「コテキャとは?」の記事で解説しています。
3.キャラクターの雰囲気やテーマを決める
細かな設定へ入る前に、「どんなキャラクターにしたいか」を大まかに決めておくと、外見や設定を考えやすくなります。
たとえば、「落ち着いた和風のキャラクター」「元気でポップ」「かわいいけれど少しダーク」「近未来的」といった程度でも構いません。
さらに、色やモチーフを組み合わせて考える方法もあります。
絵師ナビでインタビューした真白いおさんは、キャラクターや衣装をデザインするとき、まず大元のテーマを決めたうえで複数の要素を組み合わせ、そこから具体的な種類や方向性、配色などを考えていると話しています。
自分でコテキャを考える場合も、たとえば「猫」と「和風」、「星」と「学生」といったように、いくつかの軸を決めてから具体化する方法があります。
ただし、モチーフを多く入れるほどよいわけではありません。
「このキャラクターを見たときに特に覚えてほしい特徴は何か」を考え、中心となる要素を決めておくと整理しやすくなります。
4.性格・名前などの基本設定を決める
方向性が決まったら、キャラクターの中身を考えます。
代表的な設定には、次のようなものがあります。
- 名前
- 年齢
- 性格
- 一人称
- 口調
- 好きなもの
- 苦手なもの
- 他のキャラクターとの関係
- 所属する世界や時代
すべての項目を決める必要はありません。
イラストとして使うことが中心なら、細かなプロフィールを作り込むより、表情や外見に関係する性格を優先した方が使いやすい場合があります。
一方、夢小説や創作交流でも使うのであれば、一人称や口調、人間関係などまで決めておくとキャラクターを動かしやすくなります。
決まらない項目があれば、空欄のままでも構いません。使い続ける中で、後から設定を追加することもできます。
5.コテキャの外見を決める
次に、実際にイラストへ反映される外見を考えていきます。
たとえば、次のような項目です。
- 髪型・髪色
- 目の形・色
- 表情の印象
- 肌の色
- 体格・身長
- 服装
- 靴
- アクセサリーや小物
- イメージカラー
ここでも、すべてを細かく決める必要はありません。
特に整理しておきたいのが、絶対に変えたくない特徴と、変更してもよい部分です。
たとえば、次のように考えます。
- 髪型は多少アレンジしてよいが、青いインナーカラーは残したい
- 服装は変更してよいが、眼鏡は必須
- 配色は任せたいが、猫モチーフだけは入れたい
「必須」と「任せてもよい部分」を分けておくと、自分でデザインを考える場合にも整理しやすく、将来絵師へ依頼するときにも伝えやすくなります。
6.コテキャシートにまとめる
設定と外見がある程度決まったら、コテキャシートへまとめます。
コテキャシートとは、コテキャの外見・性格・プロフィールなどを整理した資料です。「コテシ」と略して呼ばれることもあります。
決まった形式はありません。文章でまとめても構いませんし、テンプレートや画像編集アプリなどを使って一枚に整理する方法もあります。
コテキャシートに入れたい基本項目
何を載せるか迷った場合は、次のような項目から必要なものを選びます。
- 名前
- 年齢
- 性格
- 一人称・口調
- 髪型・髪色
- 目の色・形
- 服装・小物
- イメージカラー
- 好きなもの・苦手なもの
- 他のキャラクターとの関係
- 変えてほしくない特徴
すべてを埋める必要はありません。コテキャをどのように使うかに合わせて選びましょう。
公開用のコテキャシートと依頼用の資料は分けて考える
SNSなどでキャラクターを紹介するためのコテキャシートと、絵師へ制作を依頼するための資料では、必要になる情報が少し異なります。
| 用途 | 主に入れたい情報 | 目的 |
|---|---|---|
| 公開・交流用 | 名前、性格、一人称、好きなもの、人間関係、イメージカラーなど | キャラクターを知ってもらう |
| イラスト依頼用 | 髪型、髪色、目、体格、服装、小物、必須の特徴、使用目的など | イラストとして正確に再現してもらう |
公開・交流用では、キャラクターの性格やプロフィールなど「どんなキャラクターなのか」が伝わる情報を中心にします。
一方、イラストを依頼するときは、絵として再現するための外見情報に加えて、どこまでデザインが完成しているのか、どの部分を絵師に考えてほしいのかも整理しておくと認識を合わせやすくなります。
絵師ナビでインタビューした真白いおさんも、資料がないまま制作を進めると完成後のイメージの相違や追加修正につながる可能性があるため、相談時に制作内容や参考資料をPDFや画像へまとめてもらっていると話しています。
そのため、交流用のコテキャシートをそのまま依頼資料として使えば十分とは限りません。
イラストを依頼する予定がある場合は、イラスト依頼の資料の作り方もあわせて確認してください。
絵が描けなくてもコテキャは作れる
コテキャを作るために、自分で完成したイラストを描ける必要はありません。
絵が描けない場合にも、いくつか方法があります。
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 文章で設定をまとめる | 性格やイメージが頭の中にある | 外見は具体的な言葉で説明する必要がある |
| 簡単なラフを描く | 特徴の位置や形を視覚的に伝えたい | 上手に描くことより意図が伝わることを優先する |
| コテキャシートを作る | 設定や外見を一つに整理したい | 用途に不要な項目まで埋める必要はない |
| 画像メーカーを利用する | 見た目のイメージを視覚化したい | 利用条件を確認する |
| 絵師へキャラクターデザインを相談する | 外見を一から考えるのが難しい | キャラクターデザインに対応しているか確認する |
最初から完成形を用意しようとするのではなく、自分で決められる部分と、相談したい部分を分けると進めやすくなります。
Picrewなどの画像メーカーを使うときは利用条件を確認する
画像メーカーを使えば、髪型・目・服装などを組み合わせながら、コテキャの見た目を考える参考にできます。
ただし、作成した画像をどのように利用できるかは、サービスや画像メーカーによって異なります。
Picrewでは、画像メーカーごとにクリエイターが画像の利用範囲を設定できます。利用するときは、その画像メーカーの説明と許可されている範囲を確認してください。
また、Picrewで作成した画像を利用することと、そのキャラクターデザインをもとに別のイラストを制作することは同じではありません。
Picrew公式では、利用許可範囲は原則として画像メーカーを利用して作成した「画像」を対象としており、それ以外のデザイン等の使用については行わないよう案内しています。画像メーカーの説明にクリエイターから別途許可が明記されている場合などは、その内容に従います。
参考:Picrewサポート「画像メーカーで作成したキャラクターデザイン等を元に、イラストなどの創作を行ってもいいですか?」
そのため、「Picrewで作った画像を絵師へ渡せば、同じデザインで自由に描いてもらえる」と一律には判断できません。
依頼用の参考として使いたい場合は、利用した画像メーカーの説明を確認し、必要に応じてクリエイターが定めている条件を確認しましょう。
作ったコテキャをイラストにしたい場合
外見まで完成している場合は、設定や資料をもとにイラスト制作を依頼できます。
一方、髪型や衣装などがまだ決まっていない場合は、通常のイラスト制作ではなく、キャラクターデザインから対応している絵師へ相談する方法があります。
この場合も、何も決めずにすべてを任せるより、決まっている部分を整理しておくと相談しやすくなります。
たとえば、次のような情報です。
- 夢絵に使いたい
- SNSアイコンと全身イラストに使いたい
- 青を中心にした落ち着いた雰囲気にしたい
- 眼鏡だけは必ず残したい
- 服装や小物について提案してほしい
具体的なイメージが決まっていない場合でも、冬空実さんは、使用目的が分かると提案の参考になると話しています。
キャラクターデザインそのものを依頼したい場合は、キャラクターデザインを依頼する方法で、依頼の流れや準備について詳しく解説しています。
夢絵として描いてもらいたい場合は、夢絵を絵師に依頼する方法もあわせてご覧ください。
コテキャ作成チェックリスト
最後に、ここまでの内容を確認してみましょう。
- コテキャを何に使うのか決めた
- 自分とコテキャの関係を決めた
- キャラクターの雰囲気やテーマを決めた
- 必要な性格・プロフィールを決めた
- 外見と変えたくない特徴を決めた
- 必要に応じてコテキャシートへ整理した
- 画像メーカーなどを使う場合は利用条件を確認した
すべて決まっていなくても問題ありません。
必要な部分が整理できていれば、使い続ける中で設定を追加したり、絵師と相談しながらデザインを固めたりできます。
コテキャの作り方についてよくある質問
絵が描けなくてもコテキャは作れますか?
作れます。
文章で性格や外見を整理するだけでもキャラクターの設定は作れます。必要に応じて簡単なラフやコテキャシートを用意したり、キャラクターデザインに対応している絵師へ相談したりすることもできます。
コテキャの設定は全部決める必要がありますか?
必要ありません。
使う目的に関係する設定から決めれば十分です。イラストだけに使う場合と、夢小説や創作交流でも使う場合では、必要になる設定の量も変わります。
コテキャシートは必須ですか?
必須ではありません。
文章や参考画像だけで設定を整理することもできます。ただし、設定が増えてきた場合や、他の人へキャラクターを説明する場合には、一つのシートへ整理しておくと確認しやすくなります。
Picrewで作ったキャラクターをそのまま絵師に描いてもらえますか?
一律には判断できません。
Picrewでは、画像メーカーで作成した画像の利用許可と、そのデザインをもとに別の創作を行うことは分けて案内されています。
使用した画像メーカーの説明や、クリエイターが定める条件を確認してください。
文章だけでもキャラクターデザインを依頼できますか?
対応している絵師であれば相談できる場合があります。
ただし、すべての絵師がキャラクターデザインに対応しているわけではありません。
依頼先の受付内容を確認し、使用目的、希望する雰囲気、決まっている特徴、提案してほしい部分などを整理して相談しましょう。
まとめ
コテキャは、最初から細かな設定をすべて完成させる必要はありません。
まず「何に使うキャラクターなのか」を決め、自分との関係、雰囲気やテーマ、性格、外見という順番で整理していくと作りやすくなります。
設定がまとまったら、必要に応じてコテキャシートへ整理し、公開・交流用とイラスト依頼用で必要な情報を使い分けましょう。
自分で絵を描けなくても、文章や簡単なラフから考えたり、キャラクターデザインに対応している絵師へ相談したりできます。
「コテキャ」という言葉自体の意味や、夢主・オリキャラとの違いを知りたい場合は、コテキャとは?の記事で詳しく解説しています。


