TRPG立ち絵の依頼方法完全ガイド|料金相場とスムーズな注文シートの書き方

編集部コンテンツ

TRPG(テーブルトークRPG)で使う探索者やPCの立ち絵を、イラストレーターへ依頼してみたい方も多いでしょう。

ただ、初めて依頼するときは「いくら用意すればいい?」「全身と腰上のどちらがいい?」「表情差分は必要?」「何を伝えれば見積もりしてもらえる?」など、決めることが多くあります。

TRPG立ち絵を依頼するときは、最初から細かなデザインをすべて決める必要はありません。描画範囲・キャラクターデザイン・表情差分・使用用途・納期・予算を整理し、決まっていない部分はイラストレーターへ相談できる状態にしておけば、見積もりを依頼しやすくなります。

この記事では、初めてTRPG立ち絵を有償依頼する方向けに、料金の考え方から依頼内容の決め方、そのまま使える注文シート、納品までの流れを解説します。

この記事の要点

TRPG立ち絵の料金は、描画範囲、キャラクターデザインの有無、表情差分、衣装や小物などによって変わります。SKIMA公式では、TRPG立ち絵の依頼相場を約2,000円〜15,000円と案内しています。

全身立ち絵では1万円前後の公開商品も多く見られるため、初めて依頼先を探す場合は、まず「全身立ち絵1枚を1万円前後から探し、必要な差分やキャラデザインに応じて予算を追加する」と考えると依頼内容を整理しやすくなります。

TRPG立ち絵を依頼する前に決めたい6つのこと

まずは、見積もりを依頼するために必要な条件を整理しましょう。

項目 確認すること
描画範囲 バストアップ・腰上・膝上・全身のどこまで必要か
キャラクターデザイン 外見が決まっているか、デザインから相談したいか
表情差分 通常顔だけでよいか、笑顔・驚き・戦闘時などの差分が必要か
使用用途 セッションだけか、SNS・配信・リプレイ動画などでも使うか
納品希望日 セッション日までにいつ必要か
予算 上限金額や、どこまでなら追加できるか

すべてを自分で決める必要はありません。

たとえば「髪型や性格は決まっているけれど、服装は相談したい」「全身にしたいが、表情差分を何種類にするか迷っている」といった状態でも、決まっていることと相談したいことを分けて伝えれば見積もりを取りやすくなります。

TRPG立ち絵の料金相場はいくら?

SKIMA公式では、個人クリエイターへTRPG立ち絵を依頼する場合の相場を約2,000円〜15,000円と案内しています。

ただし、この価格帯には胸上・腰上・全身など異なる描画範囲が含まれます。全身立ち絵だけを見ても、現在公開されている商品には8,000円、10,000円、13,000円などさまざまな料金設定があります。

そのため、「TRPG立ち絵は○円」と一つの金額で考えるのではなく、まず描画範囲を決め、そのうえで差分やキャラクターデザインなどの追加条件を確認することが大切です。

依頼内容 予算を考えるときのポイント
バストアップ 顔や表情を中心に使いたい場合。全身より制作範囲が小さいため、比較的少ない予算から探しやすい
腰上・膝上 表情だけでなく衣装やポーズもある程度見せたい場合。全身との料金差も確認する
全身 衣装・靴・ポーズまで見せたい場合。初めてなら1万円前後を一つの基準にして候補を探しやすい
表情差分 基本料金に複数種類が含まれる商品と、1種類ごとに追加料金がかかる商品がある
キャラクターデザイン 参考資料がある場合と、服装・外見から考えてもらう場合で料金が変わることがある

実際の公開商品でも、全身8,000円に表情差分1種類300円、全身10,000円で通常表情+差分2種類込み、全身13,000円に表情差分1種類500円といったように、基本料金に含まれる内容は異なります。

そのため、表示されている金額だけで比較せず、「全身料金に何が含まれているか」まで確認しましょう。

料金が上がりやすい内容

  • キャラクターデザイン:外見や衣装をゼロから考えてもらう
  • 表情差分:通常顔に加えて複数の表情を作る
  • 複雑な衣装・装飾:フリル、鎧、和装など描き込みが多いもの
  • 武器・小物:銃、刀、大型装備などを追加する
  • 別ポーズ・別衣装:元の立ち絵と大きく異なる差分を作る
  • 短納期:通常より早い納品を希望する
  • 配信・商用利用:収益化配信や販売物などで使用する

制作日数について、SKIMA公式では10日〜1か月程度を目安として案内しています。差分や複雑な衣装などを追加すると、さらに制作期間が必要になる場合があります。

セッション日が決まっている場合は、直前に依頼するのではなく、余裕を持って相談しましょう。

迷ったら、まずこの内容で見積もりを相談しよう

初めて依頼する方は、「結局どんな内容で相談すればいいの?」と迷うかもしれません。

特別な希望がまだ決まっていない場合は、次のような内容をたたき台にして相談すると整理しやすくなります。

初めてTRPG立ち絵を依頼する場合の相談例

  • 全身立ち絵1枚
  • 背景透過PNG
  • 通常表情+必要な表情差分
  • キャラクターの設定資料あり
  • 使用用途:オンラインセッション
  • 希望納期:○月○日まで
  • 予算:○円前後

SNS、配信、リプレイ動画などでも使いたい場合は、その用途も最初に伝えます。

これは「この仕様でなければならない」という意味ではありません。

必要な表情差分や描画範囲はキャラクターや卓によって異なるため、見積もり相談を始めるための例として使ってください。

全身・腰上・バストアップはどう選ぶ?

描画範囲は、料金だけでなく「セッション中にどこまでキャラクターを見せたいか」で選ぶと分かりやすくなります。

描画範囲 向いているケース
バストアップ 顔や表情を中心に見せたい。衣装全体やポーズにはこだわらない
腰上・膝上 衣装やポーズも見せたいが、全身までは必要ない
全身 衣装、靴、体格、ポーズまで含めてキャラクターらしさを表現したい

TRPGキャラクターの制作経験があるアトリモコさんは、IRIAM・VTuber向けではポーズに制限があることが多い一方、TRPG用キャラクターではポーズの縛りが少ないことが多いため、見栄えのするポージングや衣装の動きを意識していると話しています。

全身立ち絵を依頼する場合は、外見設定だけでなく「落ち着いた立ち方」「活発に見えるポーズ」など、キャラクターの雰囲気も伝えると方向性を相談しやすくなります。

表情差分は何種類頼めばいい?

表情差分は必須ではありませんが、セッション中の感情表現を増やしたい場合に便利です。

商品によっては複数種類の表情差分が基本料金に含まれていることもあれば、1種類ずつ追加料金が設定されていることもあります。

初めてで迷う場合は、まず通常表情を基本にして、キャラクターやシナリオでよく使いそうな表情を追加してみましょう。

  • 笑顔
  • 驚き・困り
  • 怒り
  • 悲しみ
  • 戦闘時
  • 特殊な状態用

必要な差分をすべて最初から増やす必要はありません。予算と使用頻度を考えながら決めるとよいでしょう。

表情差分の種類や選び方については、「TRPG立ち絵の表情差分」で詳しく解説しています。

キャラクターデザインはどこまで決めればいい?

絵が描けなくても、キャラクターデザインをすべてイラストレーターへ丸投げしなければならないわけではありません。

髪型、髪色、目、体格、服装、性格など、文章で具体的に決まっている内容があれば、それをもとに制作できるイラストレーターもいます。

一方、「服装はすべておまかせしたい」「外見の方向性から考えてほしい」といった場合は、キャラクターデザイン料が追加されることがあります。

参考画像がある場合は、画像だけを送るのではなく、「髪型を参考にしてほしい」「服装の雰囲気だけ参考にしてほしい」など、どの部分を参考にするのかも伝えましょう。

そのまま使えるTRPG立ち絵「注文シート」

依頼内容がまとまったら、見積もり相談用の注文シートを作ります。

すべての項目を埋める必要はありません。決まっていない部分には「相談したい」と記載すれば大丈夫です。

【TRPG立ち絵依頼用テンプレート】
・使用システム/シナリオ名(ネタバレなし):
・キャラクターの名前/年齢/性別/職業:
・性格や大まかなバックストーリー:
・描画範囲(バストアップ/腰上/膝上/全身):
・キャラクターデザイン:完成済み/一部相談/デザインから相談したい
・外見の特徴(髪型・髪色・目・体格など):
・服装や身につけている小物:
・ポーズや全体の雰囲気:
・希望する表情差分:
・参考資料:あり/なし
・希望する納品形式:背景透過PNGなど
・使用用途:セッション/SNS/配信/リプレイ動画など
・納品希望日:
・予算:
・実績公開:可/セッション終了後なら可/不可/相談したい

秘匿シナリオの場合は、依頼相手がそのシナリオを未通過である可能性もあります。シナリオ名を伝えたうえで、秘匿内容を共有してよいか確認してから必要な情報を伝えましょう。

DMから直接依頼する場合の文面は、「絵師に依頼するDMの送り方」も参考にしてください。

TRPG立ち絵を依頼する流れ5ステップ

ステップ1:依頼内容を整理する

描画範囲、キャラクター設定、表情差分、使用用途、希望納期、予算を整理します。

分からない部分は無理に決めず、「相談したい項目」として残して構いません。

ステップ2:イラストレーターを探す

SKIMAやココナラなどのコミッション・依頼サービス、SNS、ポートフォリオなどから、自分のキャラクターに合うイラストレーターを探します。

作風だけでなく、TRPG立ち絵の作例、全身イラスト、表情差分、修正条件、納期なども確認しましょう。

依頼するイラストレーターを探したい方は、「イラストレーターを探す」から、絵師ナビに掲載しているイラストレーターのプロフィールや得意分野、依頼方法を確認できます。

ステップ3:注文シートを送って見積もりを相談する

料金表だけでは最終料金が分からない場合もあるため、注文シートを送って見積もりを確認します。

特に、キャラクターデザイン、表情差分、小物、商用・配信利用などは追加料金になることがあるため、支払い前に確認してください。

ステップ4:ラフを確認する

ラフが提出されたら、ポーズ、顔、服装、小物、配色などを確認します。

清書後の大幅な変更は追加料金になったり、対応できなかったりする場合があります。修正回数や、どの段階まで変更できるのかも事前に確認しておきましょう。

ステップ5:完成品を受け取り、利用条件を確認する

完成した立ち絵を受け取ったら、ファイル形式や背景透過が希望どおりか確認します。

また、依頼時に合意した使用用途も確認してください。セッション用として依頼した作品を、後から収益化配信やグッズなど別の用途で利用する場合は、追加の許可や料金が必要になることがあります。

イラスト依頼全体の流れについては、「イラスト依頼の方法|初めて絵師に頼む流れ・準備・注意点」でも解説しています。

依頼前に確認したい修正・利用範囲・実績公開

修正回数

無料で修正できる回数はイラストレーターによって異なります。

現在公開されている商品でも、ラフ修正2回、追加修正は有料、リテイクなしなど条件はさまざまです。

見積もり時に「無料修正は何回までか」「清書後の修正は可能か」を確認しておきましょう。

セッション以外での利用

セッション用として依頼した立ち絵を、SNS、配信、動画などでも使用したい場合は、その用途を依頼前に伝えます。

特に収益化配信などは、商用利用として追加料金が設定されている場合があります。

実績公開

完成作品をイラストレーターがSNSやポートフォリオで実績として公開する場合があります。

秘匿シナリオのキャラクターや、セッション前には公開されたくない立ち絵の場合は、「○月○日までは非公開にしてほしい」など具体的に相談しましょう。

実績非公開を有料オプションとしているイラストレーターもいるため、完全非公開を希望する場合も事前確認が必要です。

TRPG立ち絵依頼に関するよくある質問

シナリオの「秘匿ハンドアウト(HO)」をイラストレーターに伝えてもいいですか?

秘匿内容をそのまま共有すると、相手が今後そのシナリオを遊ぶ際のネタバレになる可能性があります。

まずシナリオ名を伝え、秘匿情報を共有しても問題ないか確認しましょう。

制作に必要な部分だけを伏せて説明できる場合は、「普段とは異なる表情差分が必要」「特定の要素を衣装に入れたい」など、ネタバレにならない範囲で相談する方法もあります。

納品された立ち絵をトリミングしてSNSアイコンにしてもいいですか?

依頼時に合意した用途以外で使用したい場合は、イラストレーターの利用条件を確認してください。

SNSアイコンへの使用やトリミングなどの加工について、許可や追加料金が必要な場合があります。

TRPG配信でも立ち絵を使えますか?

配信で利用できるかどうかは、イラストレーターの利用条件によって異なります。

特に収益化しているYouTube配信などでは商用利用扱いになる場合があるため、「TRPGの収益化配信で使用したい」など具体的に伝えて確認しましょう。

サイズや解像度はどれくらいを指定すればいいですか?

オンラインセッションでの表示品質は、dpiだけではなく画像の縦横ピクセル数や利用するツールによって変わります。

利用予定のオンラインセッションツールを伝え、必要な画像サイズや形式をイラストレーターへ相談してください。

将来、動画や印刷物にも使用する予定がある場合は、その用途も依頼前に伝えておくと確認しやすくなります。

SKIMAを初めて利用する方へ

SKIMAでは、TRPGで使用するキャラクター立ち絵を制作しているクリエイターを探せます。

絵師ナビの招待リンクから新規会員登録し、所定の条件を満たすと、3,000円以上の取引・商品で使える1,000円分クーポンなどの招待特典を受け取れます。

SKIMAでTRPG立ち絵を探す

※招待特典の内容や利用条件は変更される場合があります。登録時にSKIMA公式サイトで最新情報をご確認ください。

※この招待リンクを経由して所定の条件を満たした場合、絵師ナビにもSKIMA内の紹介特典が付与される場合があります。絵師ナビはSKIMAの公式運営・関係者ではありません。

まとめ

TRPG立ち絵を初めて依頼するときは、最初から完璧な注文内容を作る必要はありません。

まずは、描画範囲・キャラクターデザイン・表情差分・使用用途・納期・予算を整理し、決まっていない部分は相談したい項目として伝えましょう。

料金を見るときも、表示価格だけでなく、全身料金に表情差分やキャラクターデザインが含まれているかまで確認することが大切です。

依頼内容がまとまったら、この記事の注文シートを使って、気になるイラストレーターへ見積もりを相談してみてください。

複数PCをまとめて描いてもらいたい場合は、「TRPG自陣・集合絵の依頼方法」も参考にしてください。