配信サムネイルのイラストを絵師に依頼する方法|料金・サイズ・文字入れを解説

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YouTubeなどの配信サムネイルを作りたいとき、

「新しいイラストを描いてもらうべき?」
「今ある立ち絵を使えばいい?」
「文字入れまで絵師に頼める?」

と迷うことがあります。

配信サムネイルの依頼で最初に決めたいのは、料金ではなく「どこまで作ってほしいか」です。

既存の立ち絵を使ってデザインだけ頼む場合と、新しいイラストから描いてもらう場合では、依頼先も料金も変わります。

この記事では、配信サムネイルを絵師へ依頼するときの制作範囲、料金の目安、サイズ・構図、依頼前に伝えることまで解説します。

配信活動でサムネイル以外にどのようなイラストが必要か知りたい場合は、配信活動に必要なイラスト一覧も参考にしてください。

配信サムネイルは何を依頼するか最初に決める

まず、自分が欲しいものを次のように整理してみましょう。

欲しいもの 向いているケース
既存素材を使ったデザイン 立ち絵やキービジュアルをすでに持っている
新規イラスト 文字入れやデザインは自分で行いたい
新規イラスト+背景 配信専用の一枚絵が欲しい
イラスト+完成サムネイル 文字や装飾までまとめて任せたい

普段の雑談配信やゲーム配信なら、すでに持っている立ち絵を使ってサムネイルを作る方法があります。

一方、初配信、誕生日、周年、新衣装のお披露目などでは、その配信専用の一枚絵を依頼すると特別感を出しやすくなります。

また、「サムネイル制作」という名前の商品でも、新しいイラストを描くサービスとは限りません。既存の立ち絵やロゴを使って文字・背景を配置する「デザインのみ」の場合もあります。

商品を比較するときは価格だけを見るのではなく、次の点を確認しましょう。

  • イラスト制作が含まれているか
  • 背景まで描いてもらえるか
  • 文字入れまで対応しているか

配信用に新しい一枚絵を用意したい場合は、一枚絵を依頼する方法も参考になります。

配信サムネイルの料金目安|公開商品89件を調査

絵師ナビ編集部では2026年8月23日、SKIMA・ココナラ・つなぐで公開されているサムネイル関連商品を調査しました。

100件以上の候補を確認し、依頼内容と価格を比較できた89件を分類しています。

依頼内容 件数 中央値 中央50%の範囲
既存素材を使ったデザインのみ 36件 約1,750円 約1,000〜3,900円
新規イラストのみ 26件 約5,500円 約4,600〜10,000円
新規イラスト+背景 18件 約10,000円 約7,300〜14,500円

※公開されている開始価格・表示価格をもとにした参考値です。実際の成約価格や市場全体の平均価格ではありません。人物数、描写範囲、背景、修正、商用利用などによって料金は変わります。

文字入れまで含む完成サムネイルも9件確認しましたが、簡易的なデザインから描き込みの多い一枚絵まで制作内容の差が大きいため、一つの相場としてまとめるのは適切ではないと判断しました。

つまり、「サムネイルはいくらか」ではなく、「どこまで制作してもらうか」で予算を考えることが重要です。

すでに立ち絵があれば数千円程度からデザインを頼める場合があります。新しくイラストを描いてもらうなら、今回の調査では5,000〜1万円程度が一つの目安になり、背景まで依頼すると1万円前後以上になるケースが増えています。

イラスト依頼全般の料金については、イラスト依頼の相場はいくら?でも用途別に解説しています。

サイズ・構図・文字入れはどう決める?

YouTube公式では、通常動画のカスタムサムネイルについて、2026年8月時点で3,840×2,160px・16:9を推奨しています。

ただし、これは「絵師へ必ず3,840×2,160pxで描いてもらわなければならない」という意味ではありません。

実際のコミッションでは、1920×1080pxなどで制作される例もあります。

依頼時は、次の内容を伝え、具体的な制作サイズは絵師と相談するとよいでしょう。

  • YouTubeの配信サムネイルに使うこと
  • 16:9の横長で使うこと
  • 希望する納品サイズ
  • 後から自分で文字を入れるか

サイズ・解像度・納品形式の詳しい決め方は、イラスト依頼のサイズ・解像度・納品形式で解説しています。

サムネイルでは構図も重要

絵師ナビのYUIさんへのインタビューでは、活動者向けのイラストについて、サムネイル用に16:9の横長サイズを希望されることが多く、サムネイル内で映えるポーズを意識して構図を考えていると話しています。

サムネイル用イラストでは、大きな一枚絵として見たときだけでなく、小さく表示された状態も考える必要があります。

  • 顔や表情が見える
  • キャラクターが小さくなりすぎない
  • 文字を置く場所が残っている
  • 人物と文字が重ならない

自分で文字を追加するなら、「右側に配信タイトルを入れたいので、キャラクターは左寄りにしたい」のように伝えると、用途に合った構図を相談しやすくなります。

見積もり前に伝えること・用意する資料

依頼前にすべての構図を決めておく必要はありません。

ただし、次の情報は整理しておくと見積もりが進みやすくなります。

  • 使用先
  • 配信内容
  • 新規イラストが必要か
  • キャラクター資料
  • 描写範囲
  • 希望する表情・ポーズ
  • 背景の有無
  • 入れたい文字
  • 希望サイズ・比率
  • 希望納期
  • 収益化の有無
  • Xなどへの使用予定

構図が決まっていなくても使用目的は伝える

冬空実さんへのインタビューでは、具体的なイメージが決まっていない場合でも、どのような使い方をしたいのかが分かると提案の参考になると話しています。

そのため、「構図は決まっていません」だけで終わらせるのではなく、

「雑談配信に使いたい」
「初配信なので明るく目立つ雰囲気にしたい」

など、使用目的を伝えると相談しやすくなります。

キャラクター資料もまとめておく

新規イラストを依頼する場合は、立ち絵や衣装、髪型、表情などが分かる資料も用意します。

真白いおさんへのインタビューでは、資料がないまま制作を進めると完成後のイメージの相違や追加修正につながる可能性があるため、制作内容や参考資料をPDFや画像にまとめてもらっていると話しています。

設定資料を豪華に作る必要はありません。

重要なのは、「この画像の衣装を使ってほしい」「この画像のような明るい雰囲気にしたい」など、何を参考にしてほしいのかが分かることです。

資料の具体的なまとめ方は、イラスト依頼の資料の作り方で詳しく解説しています。

依頼文の例

依頼するときは、次のようにまとめられます。

はじめまして。
YouTubeの配信サムネイル用イラストをお願いしたく、ご相談いたしました。

【使用用途】
YouTubeの雑談配信サムネイル

【希望内容】
キャラクター1名+簡単な背景

【キャラクター資料】
添付画像をご確認ください。

【構図・雰囲気】
上半身が見える構図で、明るく楽しそうな雰囲気を希望しています。

【文字入れ】
「雑談配信」の文字入れもお願いしたいです。

【サイズ】
16:9の横長画像を希望しています。具体的な制作サイズはご相談できれば幸いです。

【使用範囲】
YouTubeサムネイル、Xでの配信告知

【収益化】
収益化済みのYouTubeチャンネルで使用予定です。

【希望納期】
○月○日ごろ

上記内容で制作可能か、料金とあわせてご確認いただけますと幸いです。

依頼先が専用のテンプレートを用意している場合は、そちらを優先してください。

見積もり相談そのものの進め方は、イラスト依頼の見積もり方法も参考にしてください。

配信サムネイルを依頼する絵師はどう選ぶ?

配信サムネイルでは、絵柄の好みだけでなく、用途に合う実績も確認します。

特に見たいのは、次の3点です。

  • 配信・動画向けイラストの実績
  • 横長の一枚絵
  • 顔や表情が見やすい構図

文字入れまでお願いする場合は、イラストだけでなくサムネイルデザインの実績も確認しましょう。

一般的な候補の比較方法については、絵師の選び方で詳しく解説しています。

収益化・加工・別のデザイナーへの共有も確認する

収益化済みYouTubeでの利用、Xでの告知への流用、同じイラストの繰り返し使用、別のデザイナーへのデータ共有などを予定している場合は、見積もり時に利用条件も確認してください。

収益化利用を基本料金に含む絵師もいれば、追加料金を設定している絵師もいます。

収益化しているから必ず追加料金が必要、というわけではありません。

また、納品されたイラストを別のデザイナーへ渡して文字入れや加工をしてもらう予定があるなら、第三者への共有や加工が認められているかも確認しておきましょう。

著作権、商用利用、二次利用、加工については、イラスト依頼の著作権は誰のもの?で詳しく解説しています。

まとめ

配信サムネイルを絵師へ依頼するときは、まず、既存素材でデザインだけ頼むのか、新しいイラストを描いてもらうのかを決めましょう。

公開商品89件を調査したところ、中央値は、

  • デザインのみ:約1,750円
  • 新規イラストのみ:約5,500円
  • 新規イラスト+背景:約10,000円

でした。

ただし、これは公開価格を分類した参考値であり、実際の料金は制作内容によって変わります。

依頼前には、

何に使うか → 何を作ってほしいか → キャラクター資料 → 構図・文字 → 利用範囲

の順で整理すると、見積もり相談を進めやすくなります。

構図が決まっていなくても、使用目的や雰囲気を伝えれば相談できます。サムネイルとして小さく表示したときの見え方も意識しながら、用途に合う作例を持つ絵師を探してみてください。